ふと、小学校の教室を思い出した。
教室の後ろのほうに置いてあった、あの機械。
黒板消しを上に置くと、掃除機みたいな音で
「フィィィーン……!」
って鳴るやつ。
そう、黒板消しクリーナー。
でも、あれって不思議だった。
音だけはやたら本気なのに、終わった黒板消しを見ると、なんか普通に白い粉が残ってる。
「今の爆音は何だった?」って、毎回思ってた。
結局、外で黒板消しを両手に1個ずつ持って、
ポンポン叩くほうが粉が落ちて、そっちのほうがきれいになるというオチ。
あれはあれで、当時の最適解だった。
それで気になって、今日ちょっと調べてみた。
正式名称は、「黒板ふきクリーナー」っていうらしい。
黒板ふき=黒板消しのことだから、そのまんまなんだけど、ちゃんと名前があるのが面白い。
仕組みも意外と単純で、要は専用の小型掃除機みたいなもの。上に吸い込み口があって、中に集じん袋とフィルターがあって、下にモーター。
だから袋やフィルターが詰まると、吸い込みが弱くなって、音だけ元気になりがちになる。
なるほど。
だから、うるさいのに微妙なわけだ。
あと、黒板消しのことを「ラーフル」って呼ぶ地域があるのも初めて知った。
西日本を中心に残ってる言い方で、語源はオランダ語由来が有力らしい(ただし説はいくつかあるみたい)。
学校の言葉って、地域のクセがそのまま残るのが面白い。
…で、
黒板ふきクリーナー、楽天でも普通に売ってた。
個人で買う人は……たぶん、いない。
でも、もし「1部屋に1台」あれば、あの爆音とともに懐かしさだけは確実に戻ってきそう。