おはようございます!

さんくるです。

 

 
イギリスのUKバイオバンクを御存知だろうか。
ちょいちょい研究の引用元になっている、世界で一番のDNAのデータベースだ。
 
インターネットで調べてみると
The UK Biobank is funded by the UK Department of Health, the Medical Research Council, the Scottish Executive, and the Wellcome Trust medical research charity.(英国バイオバンクは英国保健省、医学研究評議会、スコットランド行政府、およびウェルカムトラストの医学研究慈善団体によって資金提供されています。)と書かれている。
 
2007年4月からボランティアを募集し始め、その数は2010年の7月に50万人に達している。
このボランティアが何をするかというと、血液、唾液、尿などのサンプルと身体(健康)情報、家族情報、社会的に置かれた状態などの情報を提供し、30年間に亘って年一で変化を報告する。
個人の情報が特定されないように検体はバーコードで管理されて巨大な冷凍庫に収まっている。
●●って病気になったよとか母親と同じように不整脈で死にましたなど淡々と情報を集めてゲノムと情報を紐づけて世界中の研究者が使えるようになっているのだ。
 
これの何が羨ましいかっていうと、国が国費を使って国民の情報を国民の健康のために集めて、それが結果的に現在世界中の研究の礎となっているところ。
 
日本では昨3月にようやく国立がん研究センターで「がん」の遺伝子変異を知るべくゲノムの収集が始まったばかり。
 
日本が遅れていると嘆いているのではない。
九州大学では1961年から糟屋郡久山町で追跡率99%以上という精密な疫学調査をしていて、脳卒中、心血管疾患、生活習慣病など医療のみならず、歯科や健康、時代による変化や危険因子もこの研究から見えてくる上に、2002年からは環境因子に遺伝子解析(SNPs)を加えた生活習慣病のゲノム疫学まで網羅している。
57年前から素地があるのに。
もったいない。
 
日本人のが真面目なのにな。
日本でもできたはずなのにな。
もっと早くに。
もっと緻密に。
世界中の人に正確な情報を届けられたのに。
 
四六時中しつこいくらいに言ってるけれども、こういうことに税金を使ってほしいんだな。
 
お店で食べると何%とかのが大事?

 


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