おはようございます。
さんくるです。

 

お休みいただき昨年の記事を再掲しています。
 

黒猫しっぽ黒猫からだ黒猫あたま

うちの母は結婚も遅く、高齢出産でようやく出来の悪いのを1人産むのが精一杯だった。
そのため私が四十代の時には既に母は認知症を発症していた。

もはや認知症は身近な病気。

5年後には認知症患者は450万人を超えるという予測もある。

知識が足りなかったが故に私はむざむざ親の認知症を進行させてしまったが、もし「うちの親ちょっと怪しくない?」と感じておられる方があれば、同じ轍を踏まないでほしい。
私の失敗を反面教師として、親子ともどもが少しでも長く平穏な日々を暮らしていただきたいと心から願っている。


ご存知の方も多いと思うが認知症はだいたい4種類に分類される。

テレビなんかで良く耳にするアルツハイマー型は、全体の半分以上を占めて女性が多い
レビー小体型は男性が多い
この二つは神経細胞が壊れて脳が萎縮していくが、壊す原因となるタンパク質の種類が違う。

脳血管性は脳梗塞や脳出血などにより、そこから先の血液がいかなくなった部分が機能しなくなる。

前頭側頭型は脳味噌の、前頭葉や側頭葉の部分が変形するために反社会的行動を繰り返したり、ダメ出しされると逆ギレして暴力をふるったりする。(普通にそーゆー人けっこういるけど(;^_^A)


うちの母は脳梗塞による脳血管性認知症だ。
切ないことにこの病気不可逆であることのほうが圧倒的に多い。
母もご多分に漏れず着々と障害の程度が進んでいる。

最近ではデイサービスに送り出すのも一苦労。
何せ私なんかよりよっぽど女子力高いもんで、デイサービス用の小さいバッグに化粧品をあれもこれも入れようとするし、あと5分で迎えに来るという時間になってから、このシャツは好きじゃないとか、靴下が派手すぎるとか、このズボンはキツいとか言って着替え出したりする。

「口紅4本も5本も入れやがっていくつ口があんだよ」
「服なんて着てりゃいいんだ着てりゃ」
心の中で悪態をつきながら、なんとか説得する。
こっちがゴチャゴチャ言うと「もう行かない行きたくない」とスネスネモードに突入するからだ。
行きゃあ行ったでけっこう楽しく運動してくるのに、出て行く前は必ずごねる。

気がつくきっかけはあったのに、それまでが頑強な人だったから、明らかに母の丈夫さを過信していた。

脳梗塞だったであろうあの時、気持ちが悪いからご飯食べたくないと言う母を、引きずってでもすぐに病院に連れて行くべきだったと未だに悔やんでいる。


多くの年寄りは病院にも行きたがらないし、ましてや救急車を呼ぶと言ったら抵抗するのは当たり前。

それを踏まえて、当人には聞かずに救急車を呼ぶべきだったと、今になって思う。

私のバカバカ
 

続きます。

 


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またわからない花を載せてしまった。
 

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