さんくるです。
いつも話を聞いていただいて感謝しています。
 

過去の記事を再掲しています。


私の場合の高次脳の話です。

私みたいな人が身近にいたら「舐めてんのかよ」と思われるでしょうが、壊れた部分と全く普通の部分が脳の中で混在するのが高次脳です。

カップにどれぐらいのコーヒーが入るかなんて、計算したり考えたりしなくてもチョイとサーバーを傾ければ自然に手が調整します。
でもホントはそれって自然にじゃないんです。
目で得た情報を手を使う筋肉に正確に伝えてるから溢れる前に注ぐのを止める訳です。

目で得る情報が間違っていたり
カップの重さが変わっていくのが感じられなかったり
情報を伝える回路が遮断されていたり
筋肉に伝える電気信号が調整できなかったり
何かひとつでも該当しちゃうとコーヒーはこぼれます。

どのぐらい傾ければとか
どのぐらいの勢いでとか
そもそも自分はコーヒーが飲みたいのか
なんてことも判断できなかったりもします。


でも壊れてないとこは通常営業なんです。

周りの雰囲気はわかります。

近くにいる人がイラつけば苛つかせている自分が情けなくなるし
考えてる通りに動けない自分に腹を立てたり
とても歯がゆい思いなのです。

今までと違う自分、これからどうなるかわからない自分に不安な気持ちでもいるのです。

損傷部位により衝動のコントロールが難しくなったり、運動機能が回復せずに癇癪を起こしたりしてしまう方もおられます。

もう何もかも放り出してしまいたいぃぃぃ!そんな時は是非壊れた部分にだけ着目するのを止めて、壊れていない通常営業の部分を見つけていただきたいと思うのです。

少しでも心の安寧が図れますように。


 


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