おはようございます。
さんくるです。
抗がん剤開始後に始まった症状で、残ったものとすぐに消えたもの。だんだんに消えたものがあります。
あくまで私の場合なので万民共通ではないと思うのですが、ただでさえ辛くて色んなこと考えて頭がぐるぐるしちゃう化学療法なので、すぐに消えるものより長く不自由が続くもののケアに注力したほうが効率的かなと思ったもので報告しておきます。
前提条件として
私は2012年にCAF（注）後に化学閉経、その後タモキシフェン５年の予定でしたが、薬剤性心筋症悪化によりホルモン剤は半年程度で中止しています。
現在はその後５年が経過している状態です。
たぶん単に年のせいってもんも含まれます。
現在も残っているもの
・高血圧（若い時分昇圧剤を飲まなければいけないレベルで低血圧だったが、化学療法中に面白いほど上がって、現在も高値安定である）
・爪の変形（化学療法中ハイヒール的なものはほぼ履かなかったが、足の爪が１本だけ内側に変形。友人は巻き爪になったそうだ。色素沈着については後述）
・心機能低下（過去記事を何篇かお読みいただけばお分かりになる通り、今や薬と機械によって生かされている障碍者である）
・肺線維症（息切れ、疲れやすい、顔色や爪の色が青っぽくなる。生活に支障が出るほどではないが、一部線維化しているため肺機能テストは95歳並みだそうだ）
・アレルギー（パイナップル・キウイ・マンゴーなどでのたうち回るほど胃が痛くなるようになってしまった。果物好きなのに。シュウ酸カルシウムのせいというよりタンパク質分解酵素プロメラインが胃の粘膜を分解しているに違いないと思っている）
・限局性強皮症（自己免疫疾患。私の場合足の裏。足だから水虫かと思って皮膚科を受診したが、何度検査しても菌はなく、まれに薬剤反応で発症するものがあるとのこで限局性強皮症と診断された）
・目の黒い点（眼科に通ったが飛蚊症でも網膜剥離でもなく「後部硝子体剥離」であろうと言われ、今も右目にオタマジャクシがいるように見えている）
すぐに消えたもの
・吐き気・嘔吐
・骨髄抑制
・発熱
・脱毛（生えてきた毛はへなちょこだけどね）
・口内炎
・目のギラギラ（閃輝暗点〈せんきあんてん〉脳の視神経に関わる血管の痙攣）
・爪の色素沈着（爪の成長が一巡したら全くなくなった）
何年かかかって消えたもの
・腎機能障害（特に治療はしなかったがクレアチニン（CRE）がH表示だったのが低下するとともにおしっこが濁る率も低下。概ね２年ぐらい）
・肝機能障害（化学療法中には血液検査で数値が上がるごとにクスリを貰っていたが、終了後は何もせず。総ビリルビン（T-Bil）がH表示だったのが徐々に低下するとともに顔色が土気色だったのが１年ぐらいかけて普通に）
・いわゆるケモブレイン（３年ぐらいでなんとなく霞がかかっていたのが少しクリアになったような気がした。元のデキの問題もあるかも）
最初からあんまり関係なかったもの
私の場合途中で人生中断があったのであまり参考にならないかとも思いますが。
これから受ける方の化学療法が少しでも楽になりますように。
以下は病院で説明のプリントを山ほどもらっただろうから別に読まなくてOK
注）
・シクロホスファミド（アルキル化剤）
C-cyclophosphamide
商品名：エンドキサン
・ドキソルビシン（抗がん性抗生物質）
A-Adriamycin
商品名：アドリアシン
・フルオロウラシル（代謝拮抗剤）
F-fluorouracil
5-FU
★CEFの場合はアドリアシンが以下いずれかに変更。AよりEのほうが心臓障害になりにくい。
エピルビシン塩酸塩
ファモルビシン
テラルビシン
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