おはようございます!
さんくるです。

長くなってますがつづきです。

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次に従妹が見つけてきたところは、自分がお姑さんと一緒に住んでいるところから15分で行ける入居金7,000,000万円、月額利用料271,600円のところだった。

ここに移って1ヵ月ほどして訪れたが、叔母は見違えるように元気になっていた。
表情からして明るくなっている。

この時は別の従兄弟が一緒に行きたいというので、ウチの家2人と従兄弟夫妻を従妹と叔母が迎えてくれた。

前の施設と違うのは玄関は普通の自動ドアであること。
係の人は入居者が出て行ってしまわないように、24時間体制で玄関を見守っているらしい。
入ってすぐに「こんにちは~!」と明るい声で挨拶されたのも前の施設にはなかったことだ。
施設内では介護士の人も通りすがるたびに笑顔で「こんにちは~!」と挨拶してくれて、「〇〇さん今日はお客さんいっぱいね」と苗字で声を掛けてくる。

叔母がここでの生活を楽しんでいるのが窺えて、みんなで「良かったねぇ」と話しながら帰ってきた。
従兄弟夫妻は前の施設にいる時の状況から「今会わないと、このままになってしまうかもしれない」とまで思っていたらしかった。

次に訪れた時は叔母は更に元気になり、なんと自力で車いすの移乗ができるようになっているではないか。
トイレも壁につかまりながら自分で行けるようになり、オムツは夜だけになっているらしかった。
また叔母と母のハイテンション弾丸トークが戻ってきた。

叔母は70歳代後半である。
元来明るくちょっとやそっとじゃ砕けない強い心の持ち主であったはずだ。
リハビリ病院と前の施設にいた時の叔母のほうが、叔母らしくなかった。
抑うつ状態と言うのだろう。
あの時は能天気な私ですら叔母さんこのままじゃヤバイよと焦った。

叔母の家は母を思う娘がいて、尚且つ資金に余裕があったから、叔母に合うところを見つけて移り住むことができたが、入ったからにはずっとそこに居続けなければと我慢している人も多いに違いない。

今ここでどこの施設が高いとか安いとか良いとか悪いとか言う気は更々ない。
では長々何を語りたかったのかと言うと、こんなにも人は環境によって心(私に言わせれば脳汁)が左右されて病態が変化するものなのか!?ということだ。
 
環境は人の生きる意欲をごっそり削いだりもするし、奮い立たせたり蘇らせたりもするのだ。
 

それならばこれを闘病に活かすことができるんじゃないだろうか。

どう活かすかはこれから考えるんだけど。


て、言うかみんなで考えたい。 

 


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ノスタルジックシリーズ最終回
第18回オリンピック競技会記念品

 

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