おはようございます!
さんくるです。

 

注)実際はスマホですが、スマホというより携帯と言ってしまうお年頃なため、形状はアンドロイドを思い浮かべてください。

 

手に入れた携帯にはメールが何通も入っていた。

託されていた会社女子も私用か社用かは題名だけでは判断できなかったらしく、ほぼ未開封だった。
そりゃそうだ。
いくら頼まれたとは言え、20も年上の人の携帯を好きにいじれる娘はいまい。
文句のひとつも言いたかったろうに。

ごめんね。迷惑だったね。 

辰男君からは何通かメールが入っていた。開けようか捨てようか2、3日迷った。
記憶がなく、前の月から時が止まったままの私は、理由もわからないくせにプンスカ怒っていたからだ。
一度も来ないのも気にくわなかった。

虎子は敢えて私の前では辰男君の話題に触れないようにしていた。 

とりあえず仕事関係らしいものから開けてお詫びのメールを打った。
かなり改善されたとは言えリハビリ途中でのこと、一通打つのに1時間ぐらいかかった。
仕事先の人に平仮名だけのメールを打つわけにはいかないと思ったからだ。
ひと単語打つたびに漢字も意味も自信がなくなって、一旦保存して、おググりあそばしたりしていたものでひどく時間がかかった。

 

調べても画面遷移すると何が書いてあったかきれいさっぱり忘れているので、メモる必要があった。

自分用のメモなのでひらがなで、ふるえてみみずののたくったような字で書いてある。最近見つけて読んだら何を書きたいのかさっぱりわからなかった。

 

メモ帳の写真撮ってここに貼ろうと思ったら、メモ帳がない(||゜Д゜)
 

ついこの前あったのに。 

仕事が一区切りしてからブログ用に写真を撮ろうとか後回しにすると、なんでもすぐ行方不明にする。
この能力を使ってマジシャンになれないだろうか。 

ありゃ、すっかり話がズレている。

携帯の話だった。 


辰男君からの数通のメールは、要約すると「意識が戻ったと聞いた」「大きい会社に転職が決まった」「そこで頑張って立派な漢(おとこ)になる」と、書いてあった。 

だから何だよ
と、心で毒づきながらメールを返した。

 

 

まとまりがつかないので

 

つづく

 

 


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