おはようございます!

さんくるです。

 

 

低体温から徐々に平熱まで上げて、5日目に一瞬目が開いたと言うが、このぐらいの時期からは常に傍に身内がいる状態ではなくなっていたらしく、詳しく話してくれる人がいなくて細かいことはわからない。

この頃から周りの人たちの最優先課題は、今後独りで暮らさなければいけなくなるであろう母の環境対策へと移っていたようだ。

瞬きしたとは言え、おそらくこのままの状態が続くであろうと考えられていたからだ。
ICUで24時間看ていてもらえる安心感もあったに違いない。

友人たちは要介護1の母のために、毎日の宅配弁当の手配、夜間訪問介護の契約、管理人さんへの声かけ等とともに、季節に合わせて毛布や冬物パジャマも出してくれていた。
当面の生活に困らないよう、積金の解約がいつでもできるように、書き込む所に丸をつけてある書類も準備もされていた。
2カ月後に退院してから初めてわかった。

迂闊に心肺停止になってはいけない。
みんなの有給まで使い果たさせてしまうから。

因みに犯人と目された辰男君は私の友人たちによって排除されていた。

やっぱり迂闊に心肺停止になってはいけない。知らない間に濡れ衣を着せてしまうから。

辰男君からすると、命を救った僕が一番のヒーローであるはずなのに犯人呼ばわり。
とんだ災難である。

 

 

 


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