【6月10日ラスト更新】きせきのひと(葡+英+α/SS)
【注意!】・以下、APHの二次創作です。・どたばたギャグ??・捏造設定な本家さまとは全く関係ない葡(♀)さんが出ています。・この世のあらゆるものと一切関係ありません。・アメブロに諸事情(笑)により臨時掲載。予約投稿機能マンセー。 帰ってきたらサイトに収録・こちらは削除。・二次創作・捏造設定NGの方はそっとブラウザを閉じてくださいまし。・閲覧は自己責任でv以上、『おk!』なかたはドーゾ!(*´∀`*)-------------------きせきのひといつものように、ぬけるような青空の、晴れた日の朝だった。「うーん! 今日も気持ちがいいわね! さ、葡萄畑にいきますか。」アンネはさながら猫のように、うみゅーっと、腕を空---屋内なのでこの場合、天井---に向かって伸びをする。『国』としての仕事のないオフの日。とりたてて予定がない時、彼女は、ずいぶんとむかし、もうこの世にいない上司が自分用にと贈ってくれた葡萄畑の手入れをすることにしていた。畑仕事の道具を手に持ち、いざ出かけようとしたまさにそのとき。ピンポーン。「 ? 」今日は誰か来る予定があったかしら、と思いつつ、アンネは玄関のドアを開ける。「よお!」バタン。いくぶん眉毛の濃い、天使的な格好のなにかがいて、迷わずドアを閉めるアンネである。「ちょ! 来客に対してその態度ねぇだろ!?」「アンタこそひとさまの家を訪問するのにその格好はないでしょうが!」ちょっぴり泣きそうな声でドアの向こうで叫んでいる訪問客に対し、彼女は容赦なく切り返す。素肌に白い布を申し訳程度に身につけ、手には先端に星らしきもののついたスティック、背中にはなんかもごもご動く白い翼、頭上にはぷよぷよと輪っかまで浮かんでいる。もちろん、天使の格好のつもりなのだろう。着ている者の意図としては。「外見年齢23歳の奴が、んな格好するんじゃないわよ! せめて10代半ばまで!!! すね毛がないことは評価に値するけれど、むしろ美脚すぎて気持ちわるい!!」「ツッコミどころはそこなのかよ!? とりあえず、ドアあけて、入れろよ!! ……入れろってばかぁ……。」最後の方はだんだん涙声になっていた訪問客である。「…しょーがないわね…。」つい、ほだされてしまった彼女であった。しぶしぶとドアをあけると、子犬のようなまなざしで嬉しそうにこちらを見てくる緑色と目が合う。彼女は思わずため息をついた。「何の用よ、アーサー。今日は仕事、大丈夫なの。」世界的不況のこのご時世。どこの国とて、忙しいのはいっしょである。山のような『やるべき仕事』が終わっても、さらに『やっておいたほうがいい仕事』が、でんと待ちかまえている。彼はなぜか誇らしげに胸を張った。「ああ! 俺はアーサーじゃないから問題ない。 ブリタニアエンジェルだからな!!」「……ッ。」「今、おまえ、舌打ちしただろ! いい淑女が舌打ちなんてするもんじゃねーぞ!」「チッ!」「さらにはっきり舌打ちすんなよ!!」「で、ブリ天さまがわたしに何のご用でしょうかぁあ?」あからさまにメンドクサイなぁという表情でアンネは尋ねた。実際知りたいというよりも、社交辞令で聞いてあげてます! という彼女の態度に自称『ブリタニアエンジェル』は、いささか傷ついたようだ。が、訪問した当初の目的を思い出し、言った。「いつも頑張ってるおまえにご褒美をやろうと思っ」「間に合ってます。」「せめて最後まで聞けよばかぁ!」早くにお引き取りください、とアンネからの無言のプレッシャーにもめげず、アーサー、もとい、ブリタニアエンジェルは言葉を続けた。「ふっふーん! おまえの好みはリサーチ済みなんだよ! 大英帝国さまの諜報技術をなめんなよ! というワケで、 ほわたっ!」……。スティックがふられるも、特にかわったことがおきた様子がない。「大英帝国なブリ天さま、気が済んだならおうちに帰りましょうね。」「あきれ通り越して、子どものイタズラ微笑ましくながめるようなツラしてんじゃねぇよ! フン…じきに俺の魔法の偉大さを思い知ることになるぜ…!」バタバタバタバタ…!派手な足音がして、玄関のドアが外側から開けられた。「アンネッ! ……とアーサー様!? アントーニョが…ッ!」だからアーサーじゃねぇって言ってんだろ! と騒いでいる天使のコスプレをしている知人のことはもう放っておくことにしたアンネである。いやな予感しかしないわね、と思いつつ、アントーニョはともかく、血相かえたロヴィーノをそのままにしておくわけにもいかない。「あいつがどうかしたの?」言葉で説明するより早いと判断したのか、ロヴィーノはドアの影になっていた何かもふもふしいモノを、アンネに見えるように抱き上げた。「アンネー。俺、ちっちゃなってもうたわぁ。」にこにこ。ざっと見積もって800年ほど立ち戻った姿の隣国を見て、彼女は無言で、ブリ天の肩をつかんだ。「アーサー…。」「なっなんだよ…。」目が据わっている彼女の呼びかけを訂正する余裕は彼にはなかった。アンネは、カッ!!! と目を見開く。「なんでコイツなのよ! どうせなら、アンタかロヴィーノかフェリシアーノをちびちゃんにして頂戴!!!」渾身の力を込めて、言った。「お、おう…悪かったな…。」「ひど! アンネひど! 俺かてカワイイやろ!? カワイイやろぉおおお!?」「うるさい、キッチンにトマトあるからそれでもかじってなさい。」「うあああああん! ロヴィ、聞いた? なあ聞いた!? アンネ、俺のこといらんって! 俺、要らない子やったんやぁああああ! ロヴィは俺のこと、捨てんといて! 捨てんといてぇええええええ!!!」「うるせーぞ! てかアントーニョ、おまえ、俺のお気に入りのシャツに涙とハナミズ、こすりつけてんじゃねーぞコノヤロー!」1時間後。そこには、ブリ天の奇跡によってルネサンス期あたりまで小さくなったヴァルガス兄弟を膝にのせ、結局キッチンから持ってきたらしいトマトをかじりながら、アンネの背中にもたれているちびアントーニョに囲まれ、至上の笑みを浮かべているアンネが居た。「まあ、俺は紳士だからな! 御婦人の願いは断れねーよな!」アンネのほえほえとした幸せそうな表情を、満足気にながめるブリ天。彼は知らない。彼女が彼のブリ天ステッキを奪って、今度はアーサー自身もちびちゃんにする計画を、その癒された表情のなかで冷静・綿密な計算のもと、立てていることを。アンネの人知れぬ野望を感じ取ったのか。ブリ天こと、アーサー・カークランドは、先ほどからえたいの知れぬ寒気がしてしょうがなかった。了!++++++++++++++++++++++++(2011/06/10 アメブロ臨時掲載)たまにはアンネさんを癒してあげたいアーサーさん。しかし手段がいろいろ間違っている。やっぱり6月10日祭り更新ラストはこう笑いがほしいよネ!ということでドタバタんないべりあまゆげで〆。10日間、管理人みもざのどこまでもひとり楽しい更新にお付き合いいただきましてみなさま、本当にありがとうございました!(*´∀`*)そして毎度毎度この楽しい時間を過ごせたのはまぎれもなく本家さまと出会えたから。素敵な作品を生み出してくださった本家さまに感謝を!4巻ものすごく楽しみです!!(*´ω`*)ヘタリアよ永遠に---!92のあの子達が大好きだぁあああ!!!(≧▽≦)