今回はイントネーションやアクセントによって、多彩な意味をもつ「なんや」について扱います。

例文では客が「コレなんや」と言おうと間違えて「なんやコレ」と言ってしまい店主と喧嘩になってしまいます。

大阪弁では語順が入れ替わると大変失礼な言い方になってしまうことがあります。気をつけて使いましょう。


例文


客「なんやコレ」

(何ですかコレは)


商「なんやと!」

(何を言っているんだ!)


客「『なんやと』ぉ!?」

(『何を言っているんだ』だって!?)


商「なんや!?」

(何か言いたいことでもあるのか!?)


客「なんや!?」

(何でそんなに怒るんだ!?)


商「なんや!?」

(なんだやる気か!?)


他「なんや」

(何事だ)


他「なんやなんや」

(何が起きたのだろう)


他「なんやケンカやて」

(なんだかケンカだそうだ)


他「なんや」

(なんだそうだったのか)


客「なんやあ!」

(※威嚇の声)


商「ねえあんやあ!」

(※威嚇の声)


警「もうなんやなんや」

(まぁいい加減にしなさい)


警「なんや?なんやねん?」

(何があったんだ?)


商「なあーやねん!」

(何で関係ない人間が入ってくるんだ!)


警「なんやねんてなんや!」

(関係ないとはなんだ!)


商「なんや!」

(お前もやる気か!)


客「なんやーーーーーーーーーーーーーー!!」

(※怒りを爆発させた声)