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ご無沙汰しております。個別指導学院Hero's赤池校 教室長の安達です。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、早くこの寒さからは抜けたいものです。
生徒たちは寒い中、入試や定期テストの対策に必死です。
是非暖かい春を迎えられるように、今出来る事に全力を注いで駆け抜けていく心地良さを覚えて頂きたいですね。
さてそんな寒い日々を過ごす中、ふと思い出した詩があります。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。
これを私は幼稚園の頃に暗唱できるくらいに覚えていました。
幼稚園にそういった、塾のような学習をできる機会があり、当時は楽しんで学習していたのを覚えています。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ
ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
出典:青空文庫 「雨ニモマケズ」宮沢賢治
この詩を読んで、または聞いて、受け取り方はそれぞれあると思います。
この詩に関しての内容は、ご自身で調べて頂ける方が価値があると思いますので割愛します。
私が今、この詩を思い出して考えることは・・・
「健全な精神は健全な肉体に宿る」
です。
どうつながるのか。
体を鍛えることは、目に見えて分かりやすい客観的なストレスに耐えられるスタミナをつけるという事です。
例えば腕立て伏せ100回、スクワット100回、ダンベル上げ5㎏100回というトレーニングをしたとします。
鍛えている方ならまだしも、目に見えて汗だくになりながら呼吸を荒くして辛い表情を浮かべだすことが想像できますよね?
勉強や知識、技術を新しく習得する時にも、目には見えませんがストレスがかかります。
「ストレスがかかる」と聞くとマイナスなイメージを持たれる方がいますが、ストレスとは「負荷」の事。
かけなければトレーニングにはなりません。
勉強という行為はその負荷に耐えうる精神力が必要になるのです。
スポーツをやっていて、体は鍛えられているけど、頭はそこそこというのはまだ大丈夫。
そのまま続けていったとしても、すごく元気な人になるだけです。
しかし、体のスタミナは追い付かないが、知識と想像力だけはあるというのはいささか危険な場合もあります。
時には物理的にパワーを出さなければならない場面に遭遇し、それを知識だけで乗り越えられず、心がつぶれてしまう人がいます。
物事を前向きに考えるには、自分の力が(物理的にも精神的にも)あることが必要になります。
負荷に耐えられる意識を作るには、負荷に耐えられる体をつくる事。
これが「健全な精神は健全な肉体に宿る」となるのです。
雨にも風にもあらゆるストレスをものともしない丈夫な体を作り
欲にまみれず周囲を攻撃するような怒りにかられず笑っていられるおおらかさを持つ
知識の学習だけではこういった「目に見えない幸福」を味わうのは難しいです。
しかし学習しなければ、欲にかられた人の言い分に騙されてしまいます。
「考え方」を広げていくことで、見える景色が変わってきますが、実際に動いて見に行けるバイタリティも必要な事なのです。
さあ、これからしていきたいことは何ですか?
そのための知識の付け方、トレーニングの仕方、勉強の仕方は?
見えて来たなら動きましょう。
長くなりましたが、今回はこの辺で。