2014-10-19
豊浦町川棚の小野台地の上に、鬱蒼と茂った樟の大樹(国の天然記念物)がある。目通りの周囲9.5m、高さは21mに達し、枝は十数本にわかれていて、上へ、横へ、斜めへと四周に延び、その枝張り面積は約2200㎡にも及ぶという。

「一樹よく雄大なる森をなす」との観あるところから、一般には「川棚の樟の森」といってよく知られ、またそこには大内義隆の愛馬が葬られているという伝説によせて「霊馬の森」とも呼ばれ、牛馬の神として今に土地の人々からは篤く崇められている。

天文年間(1532~1555)のこと、室津(豊浦町)近くの岬山の牧に雲雀毛の駿馬が育ち、大守の乗馬というにふさわしい風姿のあるところから、西国の大大名大内義隆に献上され、愛馬となった。ところが、陶氏の謀叛によって府城山口は落ち、義隆は深川(長門市) の大寧寺で自刃、このとき、雲雀毛が敵手にわたるのをしのびず、岬山の牧のゆかりから青山城主黒井判官に託されたものである。
しかし、判官も間もなく陶軍を迎え戦って敗れ、この乱戦中に雲雀毛は傷つき倒れたので、樟の一木の根に葬り埋められた。けれども、その後に、夜になるとこの名馬雲雀毛の霊が里に出てさまざまなわざわいをするというので、神として祀り「樟の森霊馬神」と号し、毎年3月28日には慰霊祭を行うことにしたので、ようやくわざわいがやんだとのことである。今も、牛馬の守護神として参詣する人が多い。
大きな見上げるようなクスノキですよ😊

近くにクスの森若宮神社があります。この日は観光バスもきていましたよ。








