龍蔵寺に雪舟が描いたといわれる古びた一面の絵馬がある。それには、手綱でゆわえつけられているが、今にも高くいななきそうな黒い馬が力強い筆致で描かれており、次のようないい伝えから、俗に「雪舟駒つなぎの絵馬」と呼ばれている。
 
昔、この絵馬が龍寺の観音堂にかかげられて間もないころ、吉敷の里では夜な夜な何者かに田畑を踏み荒らされて困るようになった。ある晩、百姓たちが張り込みをしていると、 一頭の馬が出てきて暴れまわったあげく、どこかへ姿を消して行った。その足跡をたどって行くと、意外にも、龍蔵寺の山門を入り観音堂の前で消えている。さては絵馬の馬が夜になるとぬけだしてくるに違いないということで、つなぎとめるため、雪舟に頼んで手綱を書き添えてもらった。ところが、それからも手綱をつけたままで出てくるという話に、さすがの雪舟もほとはと困り果て、それでは殺してしまうよりほかないと、ついに絵の上に小刀で二本の切り筋を引いてしまったという。それからはもう、田畑を荒らしまわる馬の害がなくなった、と。
雪舟駒つなぎの絵馬伝説の地、龍蔵寺を散策しました。
 
入口には絵馬の蹄の跡が残る大きな岩があります。
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信仰心が少ないからでしょうか、どれが蹄の跡かよくわかりませんでした。
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観音堂の入口に説明板があります。
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正面にでーん、と大きな絵馬があります。周りにもたくさんの絵馬があります。
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鼓の滝
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夏に涼をとるといいでしょうね。
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天然記念物のイチョウ木です。
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黄葉にはまだ早かったようで、まだミドリ色でした。
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滝の大岩
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この岩を人の手で動かしたとあるが、どのようにして動かしたんでしょうか?
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大聖青不動明王
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大きな不動明王像です。迫力ありました。
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滝の不動明王
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ここで冬場に滝水行。寒いでしょうね(凍)。
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標識にしたがって山道を登ります。
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紅葉には早く緑色です。
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こちらが磨崖仏。小さな洞窟にはお地蔵様が鎮座されています。
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チシヤの木の橋
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木が2本あります。よくできましたね。自然ってすごいですね。
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阿弥陀如来
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本堂に安置されています。極楽浄土ってこんな世界なんでしょうか?
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ぼけよけ観音
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これ以上、ボケがひどくならないようにしっかりとお願いしました。
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お地蔵様にグチを聞いてもらうのもいいかもしれませんね。
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(2011.11.11 撮影)