防府市西佐波令――ちょうど防府市街のはぼ中央に、標高一〇八メートルの桑山が浮かぶ小島のようにある。聖徳太子の弟、来日皇子(くめのみこ)が新羅遠征のみち、周防娑婆――佐波(防府)でおかくれになったと『日本書紀』には伝えるが、その遺骸は、この桑山に祀られたといい伝えられている。
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(2011.11.15 ソラールより桑山)
 
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(2010.06.20 撮影)
 
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(2010.06.20 撮影)
 
のちに河内国埴生山(はにゅうのやま)岡上に葬られた。大阪府羽曳野市はびきの三丁目の塚穴古墳(方墳・一辺約50m)が墓に比定され、宮内庁の管理下にある。