個人型DC「iDeCo(イデコ)」考⑤
iDeCo(イデコ)は本年度から対象が拡大されたことで1月は30~40歳代を中心に46、000人の増加、税優遇が後押ししたものと考えられます。一方で投資商品に関しては随分迷われていると思われます。何回か書かせていただいていますが今は貯蓄商品だと思います。【理由】●日本銀行の異次元緩和は4月4日で5年目を迎えますがマネタリーベースで 導入前の3倍になっているがインフレ率2%は遠い●国債保有は400兆を突破●株式は最大の買い手となりETF年6兆円の買いは日経平均を年1,700円 押し上げ昨年2,150円のほとんどは日本銀行の買いであること また、ファーストリティリング(ユニクロ)など12社で間接的保有比率が 10%突破●為替についても介入はしていないが金利操作により円安誘導 18日からの日米経済対話で指摘される可能性●米国では未だにテーパリング(資産買い入れ規模を縮小)の議論も出来ずに 償還された債券を再投資しているのに来年4月8日に任期の終了する 日本銀行総裁は続投の可能性もあるが出口はどうするのか見えないまま 走り続けている以上のように金利、為替、為替操作が続いている限り長期投資は不向き市場は市場に任せるべき【注目点】●4月6日~7日の米中首脳会談 党大会を秋に控えて弱腰に出れない国家主席とヘルスケアでの失策で 成果を出したい大統領が会談終了後に握手をするかに注目して下さい 独首相との握手を拒否した正直者の大統領は如何に…! 但し今回は中国は経済関係者を同行させておらず北朝鮮問題が中心に なると思われます●ここからチャンスがあるとすればユーロにあると思いますがイデコに ユーロ建て債券のラインナップがなく先進国債券のみなのでFXやNISAを 活用しフランス大統領選、ブレクジットなどの波乱時波乱で頭を抱える証券関係者がコメントに困ったところが狙い目です!