今日7月4日はアメリカ独立記念日。また、叔母の誕生日でもある。

が、道重リーダー初のシングル「One ・Two ・Three」の発売日でもある。2012年から3年が経過した。

今日改めて聴いてみた。EDMの初期のノリがカップリングの「The 摩天楼ショー」と好対照で、田中れいなの声が爽快で懐かしい。ラベンダーのメジャーデビューが最近決まったので感慨深いものがある。

さて、この機にこの時期からのシングルのカップリング並びに両A面の楽曲をキーの面から見て、その関連性を考察してみようと思う。

まず50枚目

「One・Two・Three」はEマイナー。「The 摩天楼ショー」はE♭マイナーである。カップリング「私の時代!」はGメジャー。「アイサレタイノニ…」はDマイナー。「青春ど真ん中」はCメジャー。シンプルなキーに落ち着いている。

51枚目「ワクテカ Take a chance」はF♯マイナー。カップリング「普通の少女A」はF♯マイナー。「大好き100万点」はGメジャー。「信念だけは貫き通せ」はGメジャー。「Loveイノベーション」はFメジャー。F♯を中心としている。

52枚目オリコン連続1位の始まり「Help me!!」はEマイナー。カップリング「Happy大作戦」はFメジャー。「哀愁ロマンティック」はG♯マイナー。「私のでっかい花」はFメジャー。「なには友あれ!」はDメジャー。「大好きだから絶対に許さない」はEマイナー。

53枚目「ブレインストーミング」はFマイナー。「君さえ居れば何も要らない」は(判断は微妙だが)Gメジャー。カップリング「A B C D E-cha E-cha したい」はF♯マイナー。「トキメクトキメケ」はE♭マイナー。「いつもとおんなじ制服で」はFメジャー。れいなソロ「Rockの定義」はEマイナー。

54枚目「わがまま 気のまま 愛のジョーク」はCマイナー。「愛の軍団」はCマイナー。カップリング「負ける気しない 今夜の勝負」はB♭マイナー→Dマイナー。「坊や」はFマイナー。「ふんわり恋人一年生」はE♭メジャー。

と、ここまではメンバーを分けた数グループのよるカップリング曲が多い。それにしても圧倒的な曲数!各シングルでミニアルバム位の量がある。それらのキーには一貫性は見られないこともある。54枚目では両A面がCマイナーとなり、カップリングも近親調が主になっている。

このキーの関連性はこれ以前では「Only you」のE♭マイナーと「やめてよ!シンドバッド」のE♭メジャー、「この地球の平和を本気で願ってるんだよ」のEマイナー→Eメジャーと「彼と一緒にお店がしたい」のEメジャーなど揃っているものもある。「恋愛ハンター」のAマイナーと「私がいて君がいる」のE♭メジャーは裏コードのキー(表現としては苦しい)となり、調性感としては関連性があると言うことは出来なくもない。

55枚目はトリプルA面となり曲数が絞られてくる。

「笑顔の君は太陽さ」はFメジャー。「君の代わりは居やしない」はEマイナー。「What is LOVE?」はE♭マイナーとなる。半音ずつ降りてきている。「笑顔の…」の開始はDマイナーなので円環になっていると見ても面白い。「君の…」はソチ五輪、「What…」はBS番組のそれぞれ主題歌なので別に作られていると思われるが、「笑顔の…」で3つをまとめたとみてもいいと思う。

56枚目「時空を越え 宇宙を越え」はB♭マイナー。「Password is 0」はBマイナー。半音上がっていると感じさせない。曲調の違いによるところだろう。

57枚目「TIKI BUN」はE♭マイナー。「シャバダバ ドゥ~」はG♭メジャー。「見返り美人」はB♭マイナー。こちらはフラット系で揃った。「見返り美人」はつんく作でないので後から2曲合わせて作ったか?

58枚目「青春小僧が泣いている」はFマイナー。「夕暮れは雨上がり」はDマイナー。「イマココカラ」はBメジャー→A♭メジャー。関係ない調のようだが。バルトークの調性システムではこれら4つの調は同軸に扱われる。それぞれの音を同時に鳴らせばディミニッシュ7のコードになる。それぞれは短3度の隔たりがあることも気づく。

一つのシングルの中でキーの関連性を持たせる必然はないが、有る程度は各曲を違和感なく聴く作用を生むことは出来るだろう。つんく氏がこれを意図しているとは思わないが、自然に聴きやすいキーに寄って来ていることはあるのではないか?