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これは今から10年以上前の2000年当時の記事です。
この回はそのままMASAが語っています。
MASAが初めてマンハッタンに出たところからです。

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≪Across　The　Border（国境を超えて）ＮＹ編　パート3≫

<<<<<<<<<<<<< 『感動だらけのニューヨーク』>>>>>>>>>>>>>>>

マンハッタンが近づくにつれ、

胸がどきどきしたことを憶えています。

ＮＹの「ＰＥＮステーション」で下車すると、
あわただしく行き交う人の群れ・・・

何気について行き、地上に上がると
そこにはまるで「映画のワンシーン」のような
風景が広がったのです！！！

イエローキャブ、ホット・ドッグスタンド、
気ぜわしいビジネスマンや
どこからともなく聞こえてくるミュージック・・・

「すぐ向こうに見えるのはスカイスクレイパー（摩天楼）？
いや、ここがその一部！？」

自分に納得させるまで、そう時間は要しませんでした。

なぜなら、その空気、匂い、音、目に見えるもの全てが
「アメリカ」そのものであったから・・・

『学校の場所を確認しておく』という、
僕の主旨はあまりに強烈な感動の中に埋もれ果ててしまい、

それから数時間、本能のおもむくまま街を歩いていました。

緊張の初日も時間は容赦なく過ぎ行き、
夕日が摩天楼に沈む頃、家へＴＥＬしました。

「今から帰るよ・・・」

電車の中でいったいどんなこと考えていたのか、

思い出せません、、、

何か、大きな得体の知れない「何か」を
感じていたことは確かですね。

思わず、乗り過ごしそうになりながら
慌ててHICKSVILLEのホームに降りると、
ジャック（おじいさん）が待っていてくれました。

“ハイ！MASA！！マンハッタンはどうだった！？”

オレンジのフォグ灯がほんのりと灯る街を通り抜け、
その頃襲ってきた「時差ぼけ」を感じながら

「楽しかったが、カルチャーショックも大きかったよ・・・」と
心なしか気弱に言ったところ、

“ＯＫ！そいじゃこうしよう！”言いおわるなり
カーステレオのボリュームを上げるジャック・・・

大音響の音楽と共に「１０分間のドライブ」が始まり、

僕はこの街に住んでいることを改めて実感したうえで、
これから始まろうとしているＮＹでの生活がうまく行くよう
祈らずにはいられませんでした・・・

この時流れていたのは　
U2の Where the streets have no name
そして
Bobby CaldwellのHeart of mine

今もこの曲を聴く度に、ジャックとのドライブを思い出します、、、

そのとき、なぜだかふと「日本」という国が
なんだかとっても遠い　遥か遠くの国のように思えてきました・・・

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MASAからの一言

自身の利益を第一に考えることは
決して悪いことではありません。

しかしながら、「○○のために！！」
という強烈な看板を常日頃全面に押し出していては、
そういったモノを見せられる人にとっては、

あまり良い気持ちにはならないもの、、、

現在、母国以外の外国で、
積極的に活動している絶対多数の人々が、
実のところみな自身のために、
そうしていることでしょう。

僕自身もそうです。

しかし、みな「謙虚」に学ぶこと、
協調することを決して忘れずに、
環境を探し出し、自身の未来により役立つよう
日々努力しているのです！

『謙虚は力に基づく。高慢は無力に基づく』

ｂｙニッツ（ドイツ）

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ニューヨーク インタビュー編 ３（123)

ニューヨーク　インタビュー編　３（123)