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最近、マカオでも仕事をしているMASAが
マカオについて語ってくれました。
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マカオ・・・

この都市は、日本人にはなじみの少ない街ですが、
すでに、あのラスベガスを追い抜いて、
世界一のカジノ売上を誇る「スーパー・エンターテイメント都市」です。

現在のアジアはアメリカよりも勢いもあり、
キャッシュリッチであるという事の裏付けでもあります。

これは、もはやアメリカの時代ではなく、

アジアの時代であるという顕著な一例にすぎないのです。

そんなマカオは、ラスベガス同様「眠らない都市」
つまり街全体が完成された【不夜城】であり、

東京などとははるかに異なる様を見せています。

クオリティーこそは、まだラスベガスには至っておりませんが、
それでも十分なレベルといえます。

エンターテイメント都市としての究極は、
老若男女に関わりのないサービス提供を実現する事ですが、
マカオはそれを実現した街です。

女性向きには、贅の限りを尽くしたハイクオリティースパ。
子供や高齢者向きには華麗なるショーや

ビジュアルエンターテイメント。

男性にはあらゆるカジノと風俗業。
そして世界中の食材を使用したレストランの数々。

カジノをする、しないに関わらず退屈とは程遠い時

間の過ごし方を叶える都市なのです。

そして、それだけの人が集えば、

おのずから独自の社交界が生まれ様々なビジネスが展開されていきます。

それは、実に単純なシナジー効果であり、

１８世紀以降にアメリカが反映を続けた理由と同じ道を歩んでいると言えます。

香港は旧イギリス領でしたが、マカオは旧ポルトガル領。

マカオはカジノ以外にも世界遺産も数多く存在する、
観光都市であると言えます。

ちなみに、すでに中国となっている香港もマカオも

未だ通貨は中国元ではなく、
オリジナル通貨を持っています。

香港は「香港ドル」
マカオは「パタカ」

レートは、香港ドルとほぼ同等となります。
＊香港ドルは、ドル連動

その通貨もおもしろく、それぞれの街にある
（グローバル規模の）各銀行が紙幣を発行しています。

よって、各銀行毎に発行している紙幣の
デザインが微妙に異なります。

これらは、世界的にもこの地域だけに見られる特色です。

香港とマカオはほど近く、
通常、海路、空路で往来します。

海路であれば、ターボジェットという高速船で小一時間。
空路であれば、ヘリで約１５分。

時間を惜しむ人は、ヘリで移動します。

画像From:　http://office.microsoft.com/en-us/images/

ヘリは夜間はありませんが、
高速船は２４H運行しており、
毎回ほぼ満席になるほど往来が多い路線です。

現在、香港は間違いなく世界一の地価。
マカオも、それを追いかける地価高騰を見せています。

以前、香港が東洋の「タックスへブン」
としての特徴を持っているという事をお話しましたが、
この香港がこれだけの発展を続けている裏の事情というのが
【カジノ都市マカオが近くに存在しているから、、、】
という面があるのです。

つまり、香港とマカオはそれ自体が
「持ちつ持たれつ」の関係性を持っているのです。

永く世界経済の中心地であった欧州が

第一次世界大戦で戦場と化し、

カルチャー、エンターテイメント産業に停滞が生じた時、

戦場とほど遠い地にあった

アメリカのハリウッドが勃興を始めます。

そして、そこで培ったエンターテイメント技術は、

砂漠のど真ん中のまるで産業のないラスベガスという

寂れた土地で大衆化された形でカジノと融合して行くのです。

そこに至るには、時代背景と多くの商魂たくましい者たちの

たゆまぬ努力があった事でしょう。。。

そして、現在の香港、そしてマカオは、

これらの時代背景を綿密かつ深謀遠慮からなる施策から

計算し生み出され、維持された戦略的都市なのです。

アジアや中国地域に対する興味を

持ちかねる方々も多いことでしょう。

しかし、「時代の潮流」というものは、

個人でどうできるものではありません。

まず、現実がどのように展開しており、

未来はどのように推移するのか？

それを知り、その上で自身の未来を

どう見極めてい行くのかを考えていくことこそが、

このグローバルな時代において必須な事なのです。

それを、そしてこの時代の息吹を感じることができる香港、

そしてマカオというグローバル都市。。。

機会があれば訪れて、個人が抗うことが出来ない

「時代の風」を是非感じてください。。。

そして、その「風」を自身の追い風にかえて、

世界市場の海へ船出しようではありませんか！

画像From:　Wikipedia

マカオ Macau (101)