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ガイド業をしていたMASAが、訪れたヨーロッパの
国はたくさんあります。
今回は、フランスと国境を接する国の7番目のご紹介
スペインです。
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一言に欧州といっても、その広さはアメリカ一国に
匹敵するものであり、フランスやここスペインは

西ヨーロッパ「西欧」と言われる地域です。

ちなみに　東ヨーロッパ「東欧」は
旧共産圏のエリアを差します。

つまり、ドイツ、オーストリア、イタリアよりも
東に位置する国々です。

同じく北ヨーロッパ、つまり「北欧」は
ご存知の通り、北極圏に近い国々。

東西南北の地域によって、文化、人柄、お国柄の全てが
微妙に異なります。

無論、民族や宗教感も異なります。

西ヨーロッパ「西欧」と呼ばれる地域は、
政情や物価も安定している事から
日本人には人気のエリアといえます。

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そんな西欧の中にあるフランスが国境を接する国の中で
その面積（長さ）が大きいのはスペインとなります。

フランスとスペインを隔てる峰は「ピレネー山脈」。
国境となるその山脈の総延長は４００キロ強。

例えれば、東京から名古屋の少し先までの距離となります。

この山脈は歴史的にも大変意味深きものであり、
価値観の違いを如実なる表現とする「国境」に
相応しいものでもあります。

かのナポレオンをして
「ピレネーを超えたら、そこはアフリカだ」
と言うほどに当時からスペインは異文化圏との認識を
抱かれてきました。

西欧と言われる地域にあり
オリジナル性が最も高いのは
ここ「スペイン」だと私は感じます。

この国のオリジナル性が高い理由。
それは、この国の歴史的背景が
大きく影響していると言われています。

８世紀から１６世紀までの間、

実に７００年以上の期間、
ピレネーを超えた土地、
すなわち「ヒスパニア」はモスリム勢力に

支配されていた地域です。

それはつまり西欧史でいうところの「中世」という
期間そのものがモスリム社会であったという事であり、

エルサレムという聖地奪還「十字軍」という手段をもってして
永きに渡り行って来たキリスト教社会からすれば

【征服された土地】

以外の何ものでもなかった訳です。

日本という小さな国一つとってみても、
戦国時代の宣教師が伝えた文化により、
大きな影響を受けています。

これだけの永い時間を異文化圏で過ごしたこの地が、
なんらの影響も受けない訳はありません。

目を凝らすと、モザイクカルチャーをおおいに感じられる
魅力的な国なのです。

バルセロナ

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スペイン Spain その１ (99)