4009号「民主主義に代わるものはあるか」
砂辺光次郎
講義録4009号
(2015/7/31)
ご訪問、心より感謝申し上げます。
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民主主義は、けっして、私たちをいい方向には、向かわせないのではないか、ということを考えています。
民主主義は、最大多数の意見を、正しいと判断するわけですが、
多数派の意見が、実は、高度な判断によって考えると、実は、180度間違っている、ということも、ありえるわけです。
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たとえば、「消費税8%を、10%にした方がいい」というのが多数派だとして、
それが正しいかどうかは、相当高度な判断が必要なわけです。
それを、最大多数派の意見に決めてしまう、というのは、まずいだろうと、思うのです。
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消費税を10%にした方がいいという意見も、何となく思っている人もいれば、世界経済を徹底的に研究して結論が出た、という人まで、いろいろいるわけです。
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今は、マスコミの影響が強く、マスコミが推し進める方向に、人々の意見が偏りやすくなっています。
これは、マスコミが情報を操作している、ということも含めて言っています。
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マスコミの情報操作の例をあげると、数年前の選挙のとき、マスコミは、自民党を批判して、民主党を支援していました。
そういう方向で、ニュース番組を作り、コメントしていました。
その結果、民主党政権が誕生しました。
こういうことが起きるわけです。
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では、民主主義に代わるものはあるのか、ということですが、
それについては、後半(ブログでは、次回)、お話させていただきます。
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