3999号「幕末の志士は、わずか三千人で、日本を根底からひっくり返した」
砂辺光次郎
講義録3999号
(2015/6/26)
ご訪問、心より感謝申し上げます。
・・・・・・・・・・・
幕末の志士たちは、辺境の田舎から、江戸のど真ん中に出てきて、ついに幕府をひっくり返した。
幕末の志士は三千人。
当時の人口が三千万人。
一万人に一人でも、命かける者たちが出てくると、世の中ひっくり返る、ということがわかる。
・・・・・・・・・・・
もともとは、清国がヨーロッパに蹂躙(じゅうりん)されるのを、留学に行った者たちが目の当たりにして、危機感をつのらせたのが始まりだ。
「今の幕府ではダメだ」
「攘夷(じょうい=海外から来るものを拒絶すること)などしている場合ではない」
国際情勢を知り、日本の未来を夢見て、そして、命がけで行動した。
先見の明をもった者たちが、突っ走り、国論を沸騰(ふっとう)させた。
その熱気で、怒涛のごとく大波が押し寄せ、幕府が瓦解(がかい)した。
龍馬も吉田松陰も若かった。
「青雲の志」
にぴったりの意気込みがあった。
・・・・・・・・・・・
今の時代、暗雲たなびくこの時代は、幕末に似ていると思う。
・・・・・・・・・
今、政治家には本質的な強さがなく、尖閣諸島を取られようとしても、右往左往しているだけだ。
あれでは、まるで白旗あげているのと同じだ。
江戸幕府末期と同じだ。
政治家が、白旗あげて、国民を守れるか。
今、維新の志士たちの気概が必要な時代だと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
明治維新というのは、小企業の青年社長が、政府をひっくり返すぐらいの勢いだった。
物事の本質をつかみ、国家の未来に危機感をおぼえた者が、命をかけようとしたら、数千人でも、国は革命的に変わる。
それを、我々のわずか数世代前の若者たちが証明したのだ。