1533号「華やかさと、自由奔放」
砂辺光次郎
講義録1533号
(2009/2/5)
★次回以降の予定★
「傷つきやすい人ほど幸福になる」
「自分の目標を楽しくイメージできるか?」
「自信(3)」
「理想の人をまねる、ふりをする」
「人はどこからでも成功できる」
「男を磨く」
・・・・・などです。
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1533号「華やかさと自由奔放」
『明治のお嬢様』という本によれば、明治時代の『婦人画報』は、ページの半分が紙質も高級なグラビアページだったということです。
そしてそこには、上流階級の令嬢たちと、豪華な邸宅の内部が次々と紹介されていました。
ちなみに編集長は文豪の国木田独歩です。
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私はここから次のようなことを感じました。
まず、日本人は華やかな生き方に憧れ、華やかな生き方をしていた、ということです。
戦国武将のおしゃれ、京都や鎌倉などの美しさを見るとそれがよく分かります。
庶民たちも、花火、祭り、着物など華やかな遊びを楽しんでいました。
国木田独歩も硬いイメージとは全然違います。
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もうひとつは、明治人の自由さ、進取の気性、前例にとらわれない生き方、上昇志向を感じました。
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明治人は、自由奔放の精神を持っていました。
思えば、幕末動乱を突き抜けてきて、まだまもない頃ですから、その頃の日本は、自信と上昇気運に満ち満ちていたのですね。
旧弊を平気で乗り越え、今ある常識を平気で破ってしまい、「空気を読まず」、新しい文化を次々と創っていく、そういう進取の気性にあふれていました。
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日本人は、こうした華やかさと自由奔放な精神で、時代を創り、歴史を動かしてきたのでしょう。
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ならば私たちも、その遺伝子を素直に受け継ぎ、ますます華やかに、ますます自由奔放に、生きてみようではありませんか。
着物を着るもよし、思いっきりおしゃれをするもよし、派手な行動をするもよし、今までにない会社カルチャーを創るもよし。
(実際、IT企業などは今までにない会社カルチャーを創っていますね。)
渋い顔して座っている上の世代がびっくりして、ひっくり返るぐらいの、
華やかで、今までにないような派手なことをやって見せようではありませんか。