1412号「時事問題から(2)」


 砂辺光次郎

 講義録1412号

 (2008/10/27)


 ★次回以降の予定★

 「岡本太郎の成功論」

 「無門慧開の成功論」

 「本田宗一郎の成功論」

 「山岡鉄舟の成功論」

 「鑑真和尚とピカソの成功論」

 「やる気のないヤツの成功論」

 「気の弱いやつの成功論」

 「頭の悪いやつの成功論」

 「総スカン食っているやつの成功論」

 「ライト兄弟・ディズニーの成功論」

 「幸福になる瞑想」

 ・・・・・などです。

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  (ここから本文です。)


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 1402号「時事問題から(2)」


 1、


 週刊誌、テレビなどは、自虐的な考え方が強い。マイナス思考も強い。地獄的な記事も多いと思います。


 子供たちが、こうした影響を受けないようにしないといけないと感じています。


 大人の私たちも、知らず知らずのうちに、こうしたマスコミの自虐的な傾向、マイナスの考え方に影響されている可能性があります。


 注意したいところです。


 2、


 人生の悩みに翻弄(ほんろう=ゆさぶられること)されている人が多いと感じています。


 ほとんどの原因は自分の心だと思うのです。


 根本的な原因にさかのぼって、探求する必要があると感じます。


 さらに考えると、自分のことばかり考えているから、かえって悩みが去らないのだ、ということもあると思います。


 自分のことよりも、他人の幸せのこと、社会がより豊かになること、そういう方向に意識を向けることが、実は、悩みの解決の道ではないかと考えます。


 (ナイチンゲールもそうでした。ヘレンケラーもそうでした。)


 もうひとつありますが、どうせ悩むなら、悩みのレベルを上げたい、と思います。


 自分一人の人生だけではなく、より多くの人々のために考え悩む、そういうふうに悩みの質を高めたいと思います。



 3、


 アメリカ流の資本主義はそろそろ限界に来ていると誰もが感じています。


 同様に、


 イスラム教とキリスト教の争いも解決の道はなな、と誰もが感じています。


 どうすればいいのでしょうか。


 たぶん、人類は、次の段階に上がらないといけないのだと思います。


 つまり、


 資本主義を超える理論、


 宗教対立を超える壮大な理念、


 そういう価値観、哲学、思想が必要とされているのだと考えます。


 たとえば、


 人々の幸福と未来への夢にあふれた企業、


 あるいは、さらに美と精神の高みを実現するような企業


 そういった企業が高い評価を与えられるような理論、

 

 そういったものができることを期待しています。


 さらには、イスラム教もキリスト教も含んでしまうような、


 より高度な価値観の出現を期待しています。


 (そうすれば、互いに認めあい、ケンカなどしないで仲良くなってしまうのではないでしょうか。)


 そういった、より高度な価値観の出現によって、


 人類は、21世紀半ば、さらには、22世紀に向けて、


 より輝かしい社会、より精神的な高みのある社会、そういった社会が実現できるのではないかと考えます。


 4、


 教師の不祥事、裁判官への疑問、政治家の問題、マスコミの問題、官僚の不祥事・・・


 こういうことについても「無い頭を振り絞って」考えています。


 次回以降に書きます。


 みなさんからの、ご批判、ご教授をお待ちしています。