悲しくて

愛しくて

涙が溢れた

本当は

好きなんだよ

でも

ずっと

内緒

君達には

ずっと

内緒

この醜い

感情も




世界は回り続ける

僕の絶望も

貴方の真実も

何もかも

関係なく

僕だけを残して

世界は何時までも

回り続ける

例え

僕が居なくても

貴方が居なくても
子供の頃に聴いた


あの音を


今も追い求め


ねぇ?


何時の間に僕は


こんな事に


もう


嘆く事すら


出来はしない
さらさらと流れ落ちる


握り締めてみても


ないと思った隙間から


掌を広げてみれば


何も


ない
あの日約束したのに
ねぇ?
貴方は言った
「欲深いから、死ぬ時は火事が良い。全て持って逝けるから」
そう、笑いながら
だから、僕も「そうだね」って頷いた
だって僕も強欲だから
そして、お互いがお互いを持って逝くんだっって言ったのに
貴方は一人
僕を置き去りにして
小さな箱に収まった



今でも時々夢を見る
貴方が消えてしまった瞬間
本当は僕も消えてしまっていたんじゃないかと

君の声も

僕の声も

この世界じゃ

意味を

なさないんだ


聴こえてくる

あの

声は

幻想でしか

ない

相も変わらず


醜い僕は


全てのモノを


歪んで見せて


美しく


ただ、美しく


鳥篭の中の僕は

落下していく

全てのモノを

見つめる事しか

できなくて




格子の隙間から

手を差し伸べて

1つでも良いから

拾いたくても

指先を掠めて

零れていくだけ




何が

欲しいのかなんて

本当は

解らないんだ

知ってるふりは

出来るけど

本当に

本当に

欲しいモノは

解らないから



落ちて行く

1つだけのモノすら

掴めずに

落下して

砕けた

モノを

格子の隙間から

見つめるしかない



僕がいるのは

区切られた

蒼い空

何も

誰も

思う事が

出来ない



確かに

大切だと

思って

大切に

していたモノが

あって

それなのに

それなのに

それでも

それだから



小さな

小さな

遠くで

咲いてる

華を

触れられる

事の

出来る

華を

羨む



風が

吹いて

不安定に

揺れるけど

落ちる事さえ

できなくて

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

格子が

痛い



僕から

千切れて

飛んでいく

羽が

自由に

空を

渡り

何処に

行けるのか



鳥篭の中から

ただ

ただ

見つめる

何時か

僕も

落ちる事が

出来るのかな

どうか

その時は

止めないで

見つめていて

欲しい

他の鳥篭に

住まう

僕よ

醜く枯れ堕ちる華


その瞬間まで愛してあげる

まるで病んだ君のようだ

細胞までも美しい




儚いからこそ瞬間の煌き

忘れ去られぬ様

醜悪なまでの足掻きを

繰り返す君は

造花の薔薇を望む

枯れ果てる事のない

人工の皮膚と骨




限界なる美しさ

際限無き醜悪さ

君の求める物など

何時か色褪せ捨てられる




一瞬の煌きを

際限無き愛情を

君は拒む

抉り出されて
のた打ち廻る
無様な
僕を
衆人環視
辱めて
君は
笑う