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現在価格高騰中の【105系ジュリア】ですが、個人的には、ようやく評価が追い付いてきた感がします。
15年前200万円以下だった時代を知る者としては、
「500万?!たけーよ!!」
言いたくもなるのですが、おそらくこの感覚は時代遅れなのでしょう。
「もともと100万200万でジュリア買えたのがおかしかっただけ」なんでしょうね。
60s初旬にして、『DOHC』+『四輪ディスクブレーキ』+『5MT』
というのは、【フェラーリ275GTB】や【アストンマーチンDB5】といった超富裕層向けクルマ(いまだと●億越えクラスのハイパーカー)のみ。
【ジャガーEタイプ】は4MTでしたし、【ポルシェ911】もSOHC。
よく比較された【BMW02】と比べても、一頭地を抜くクルマでした。
むろん【ジュリア】も高級車ではありましたが、フェラーリやアストンに比べたらまだ手が届く価格帯(いまの貨幣相場に直すと2~3,000万円くらい?)で、それでこの機構を採用しているというのは、「国営化されたとはいえ、さすが栄光のアルファロメオ」です。
むかしのアルファには「テメーが乗りたいモン造ってなにが悪い?」的な江戸っ子ノリがありますよねw
ま、「商売が上手いのか?」いわれると、かなりビミョーなのかもしれませんがw
(クーペボディの)デザインは『G・ジゥジァーロ』御大。
「カーデザイナー界のサザンオールスターズ」ばりに代表作が数多い御大ですが、【105系ジュリア】は、いうなれば「いとしのエリー」?・・・・「真夏の果実」?ではないですね。「ミスブランニューデイ」あたり?でしょうか
むかしのサザンの名曲のように、いろんなラインが“飽きない”んですよね。
コンビニで買い物して、駐車場に戻る際、いちいち「やっぱ良いなぁ~、ウンウン(*・ω・)」思わせてくれます。
思わずアタマ撫でたくなるカタチの良いルーフライン
いろんなラインがあるのがわかります。
トランクヒンジ側の角がスパッとカットされてるのも良き哉。
個人的に好きなのは、ドアヒンジ上部の切り欠き、ボンネット切り欠きから、フロントの湾曲ガラスがなだらかに立ち上がっていくライン。直線と曲線の使い分けが見事です。
ガラスラインすらも美しく。。。
グラマラスではないですが、背中から腰にかけてのラインは清楚系?
ケバい化粧はせず目立つ感じではありませんが、スッピンが綺麗な、クラス一のキュートな娘ってとこでしょうか。
「段付き」とか「ジュニア」とか「GTA」とか「GTヴェローチェ」とか、各モデルのうんちくについてはwikiなど参照ください。
段付きが大人気みたいですが、1750や2000の『4灯』も悪くないですし、『2000グリル』私は大好きですけどねー
シンプルなフロントラインもなかなかですよ
『大きいテールランプ』と、『メッキレスな内装』は、ちと残念ですが、私的には許容範囲。
初期のルックスが好きなら段付きを。
普段乗りメインならトルクある1750以上。
クーラーまで付けたいなら2000。
ま、どれ選んでも、基本は「とても床上手♪」です。
気難しさはありません。
ペダルストロークの深さや、一速に入れるときやダウンシフトなどは、チト慣れが必要かな?くらいです。
「普段乗りできない」「すぐグズる」のは整備不足かと。
ただ、搭載される『105ユニット』は、当時としては非常に高価な、高回転型スポーツエンジンです。
乗用車のようなトロトロ走りだとグズってしまいます。
フェラーリエンジン同様、踏むときはキッチリ踏んで、キッチリ回してあげましょう。(むろん暖機はしてから)
夏場は、まぁ乗れます。
『三角窓』に感謝することになるでしょう。走行時は非常に重宝します。
が、ジュリア限らず旧車は、35℃超えとか、夏場の渋滞とかは避けるべきかと。
ジュリアはフロント四気筒ですし、エンコンも隙間だらけで発熱も少なく、乗れるっちゃ乗れるんですが、各パーツの消耗速度が一気に早くなります。
地域にもよりますが、7月8月はおとなしくメンテ期間にあて、6~9月に乗るなら35℃以下の夜間か早朝のみが無難です。
いやー、、、可愛くて、床上手で、性格もまぁ付き合いやすく、金銭感覚もまとも、、、最高ですね♪