>>>続きです

 

②『一本ベルト』については確かに失敗だったな、思うのですが。

 

『高い整備費』ってことについては、いまとなっては、【F355】も【360モデナ】も【F430】も、同じかそれ以上に高いです。

 

むかーし「348のテンショナープーリーが一個●十万円もする!」とか言われてましたが、いまや、モデナもヘッドライト球切れしただけでAssy交換●十万円!?です。

 

15年前(2010年以前)は、

より古い348が、より多くトラブり、より多くのエンジンが降ろされ、より多くのお金が支払われた、、、だけ、のことでしょう。

 

むしろこの先、2030年以降は、コンピュータ制御の入ったモデナや430、599などのトラブルのほうが、個人的には厄介に感じます。

 

 

【348】は、

ランチア時代に【ストラトス】を、フェラーリ移動後は【288GTO】や【F40】を設計するも、フィアット体制側と衝突し、窓際族になっていた

武闘派?『二コラ・マテラッティ』

と、エンツォの妾の子で、有名なディーノに比べると日陰者だった

『ピエロ・フェラーリ』(のちに【F50】を企画)

の発案・設計ですが、

 

旧態依然の『手抜きフェラーリ』を拒否!!

『新しくて“速い”フェラーリ』を造ろう

と模索していたように思います。

 

社内が大きくフィアット体制なりつつあるなかで、出世争いなんかもあったんでしょうが、、、

※ここらへんは名著『スーパーカー誕生』ご参照を

 

ゴルフバックを拒否しエンジン縦置きしたり、ミッション横置きしたり、モノコックボディ採用したり、、、一本ベルトもその一つ、でしたが、

「いろいろ挑戦すると、始めは失敗もあるよね~」

くらいに捉えるべきかと。

 

遊んでばかりだったワガママ悪女が、ようやく真面目に勉強し始めたわけですから。 大目に見てあげましょうw

 

 

そんなところより、個人的に348の一番の不満は、

「シフトリンゲージをワイヤー式にしたこと」です。

 

暖まってないと、二速へのギアチェンジが弾かれるため、気持ち良く走れないんですよね。。。

跳ね馬屋さんに聞いたら、「低走行車だと特にそうなる」らしい?です(あくまで噂です)

 

ロッド式の308や328ではそんなことは一切なく、スコスコ入るんですがね。

 

【F355】でロッド式に戻りましたが、

【360モデナ】からまたワイヤー式になりました

ので、なんかしらの利点はある?んだと思いますが。いまだに何故だか?わかりません。

 

私はどうしてもココが好きになれず、348手放して308に乗り換えてしまいましたが、348のワイヤー式をロッド式に変換した猛者もいるようです。

怒りのパワー?ですかねw でもわかります。ときどきイラッとするんですよw 自分もココがなければ手放さなかったかもしれませんし。。。

 

ま、でもそうなると308乗ってなかったかもしれませんし、まぁヨシと考えましょう。

 

>>>続く