らかな日射しが
私の顔のシミの上書きをする。
珍しく晴天の河川敷を歩くと
薄い秋の匂いを運んでくる。
カサカサと擦れる草木の音と
アスファルトを歩く音が
時折シンクロするのが面白い。

実際の歩く道をスナップショット

雲母(ウンモ)の様な雲を
所々に残して、
残された夏を少しずつ
昨日に追いやっていく。

2時間も歩いただろうか。
道、半ば
膝が鈍い痛みをおぼえ始めた。
その瞬間、
ロードバイクが
無機質な音を立てて
私の横を走り去った。
“帰ろかな”
引き返す事も可能な距離で
女々しく独り言を吐いた。
家路へと向きを変えた途端、
わずか10メートル後方から
ジョギングする女性が
やって来ていた。

イメージです

れない呼吸、
揺れるポニーテール。
しなやかな肢体と
はち切れんばかりのパワーに
私は嫉妬した。
そして、
茜色のグラデーションの空を背にして
わずかな夏の匂いを嗅ぎ
家路についた。