台風21号は四国や関西に
未曾有の爪痕を残して
平然と去っていった。
今日、
京都伏見港公園に訪れると
駐車場の看板は飴細工の様に曲がり
テニスコート横には
見慣れない物置が鎮座していた。
今年の3月にも
荒れ狂う豪雨の日があり、
幸い台風ほどではなかったが
ハンドルを握る目の前には
数々の散乱物が現れ私を驚かせた。
そんな春を待つ
嵐の日のブログを振り返った。
午前3時
降りしきる雨の中、
点滅信号を抜けて
国道一号へ向かった。
わだちの雨水を跳ね上げると
軽いハイドロプレーニング現象に
一瞬たじろいだ。
高速ワイパーより速い雨足。
度々ブレーキを踏むが
突風に乗ったペットボトルや
ポリバケツの蓋が
ヘッドライトに写し出され
驚いてばかり。
幸い深夜の為に対向車は無いものの
“もし”と考えるだけで
事故につながりそうな一瞬が
幾度かあった。
車のラジオのパーソナリティーが
そろそろ春一番が吹き抜けると呟いた。
“いよいよだな”
そう思いながら
アンダーパスを抜けるほんの一瞬に
唐突なくしゃみをした。
それは少し開けた車窓から飛び出し
大きくトンネルに響き渡った。
