SDGsの6「安全な水」について、その2。
飛ぶ鳥を落とす勢いというか、泣く子も黙るというか、黄門さまの
印籠というか、最近 巷で見ない日は無いといった趣となっている
SDGs(エス・ディー・ジーズ)。
このバッジ/文様で 有名ですよね → 
そんな SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開
発目標)」の 六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標
関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる現場目
線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹
介していくシリーズの2回目[1回目はこちら]。 今回は
6.b 水と衛生の管理向上における地域コミュニティの支援・強化
についての参考記事となります。よろしかったら。
↓
『2011年12月分/ 春の小川は用水路。』
なにげなく見過ごしてしまいがちなのですが、冬の時期に枯れていた
田畑地帯にある小川が春になると流れていることに気づかれたことは
ありませんか。
じつはこれ、自然な小川ではなく農家の手によって人為的に流されてい
る用排水路の場合が多いんですよ。農家を主体にした水利組合の管理
のもと、計画的にながされている農業用水なんです。
田の水を管理する水利組合は、農業生産を行う上で欠かせない用排水
施設の整備・管理や農地の整備いわゆる土地改良を目的として設立さ
れた農家の人たちの組織です。この土地改良区は全国に約7,000・
関係する農家は約300万人・関係する農地は約300万haといわれ
ています。
そんな日本の農業用用排水路の総延長は なんと 約22万km!
この距離は、ほぼ地球5.5周にも達っするのだそうです。現場にい
るわたくしなども、この話しを聞いたときにはさすがにびっくりしま
した。いや、すごいものですね。
そんな、網の目のように張り巡らされた日本の用排水路についてのお
はなしです。
田植えに先立つ2ケ月前、水稲農家の苗づくりと並行してこなわれる
のが、集落ごと・水の流れる系統ごとの用水路の清掃です。
イネの栽培がおわってからおよそ半年、繁茂した草や、その後の増水
などで埋まった土砂などが用水路から除去されます。もちろん投げ込
まれたゴミの処理も、当然あります。。
この用水路清掃には、その水利を利用する方たちが参加するわけです
が、かなりな時間と労力がかかります。自分の経験では、ひとつの水
利系統で半日くらいの出役となります。
規模を拡大したり・高齢化の農家の農地を借りたりして田畑を耕作す
る方は、この共同清掃に何らかの形での参加が義務付けされますので、
これがなかなかに大変。耕作規模が大きくなるほど、水路を多く利用
するほど、出役は増えるわけですから、その負担も大きくなっていく
わけです。
これもまた、日本の耕地面積の土地集積が行なわれにくい大きな
原因 の ひとつにあげられますね。
余談ですが・・・農外から農業に進出しようとする企業や、現場を知
らない農業評論家の方には、農業を行うに当たってどうしても必要と
なる、このような作業に関する認識が欠けているようにおもえてなり
ません。
そうそう、新規就農された方などは、こういった就農前には分からな
かった地域の共同作業の多さに驚かれる場合も・・・多々あるんです
よね。
したがって農家の絶対数が減ると・・・水害はまちがいなく増加する
・・わたくしはそうみています〔経営効率を重視する“先進的農家”が、
管理を喜んで肩代わりしてくれるとは思えない気がするものですから〕。
といったことで今回は 農家が主体となった水利組合が日本の農業用
用排水路を管理しているというお話のご紹介でした。
用排水路にかんする身近な例といえば、たとえば火事など
が発生した場合に、その火事の鎮火用の水を 水利組合が
その網目のように張り巡らされた用排水路を駆使して水を
回して提供した・・なんて話も けっこうあります。すご
いなぁと感心せずにはおられません。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
小泉さんとか あべさんとかを代表として 
飛ぶ鳥を落とす勢いというか、泣く子も黙るというか、黄門さま
の印籠というか、最近 巷で見ない日は無いといった趣となって
いるSDGs(エス・ディー・ジーズ)。ほとんどの政治家の皆様
の胸元を飾っている、あのバッジの存在を知らないという方 は、
いまや ほとんどいないのではないでしょうか。
いわずもがなですが、このバッジの意味するSDGsとは 2015年
9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が20
16年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標でとなり、
それぞれにつぎのような図とともに解説がつけられていますよ。

そんな SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開
発目標)」の 六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標
関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる 現場目
線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹
介していくことにいたします。順不同にはなりますが、ご参考まで
によろしかったら。
▼ SDGsの6「安全な水」について↓の参考として6.6みたいな話。
『2013年9月分/生き物から“水”のありがたさを教わる』
どのような生きものが住んでいるかで、水環境は判断できるのをご存
知ですか。知られている一般的な判断基準は、つぎのようになります。
● きれいな水 ・・・カワゲラ・ブユ・サワガニ
● 少しきたない水 ・ゲンジボタル・スジエビ・イシマキガイ・カワニナ
● きたない水 ・・・ミズカマキリ・タイコウチ・タニシ・ヒル
● 大変きたない水 ・セスジユスリカ・アメリカザリガニ・サカマキガイ
このような水の生物相は、水環境とともに順次変化していきます。
たとえば 水のよごれが増加していくと
カワゲラ→ウルマシマトビゲラ→エルモンヒラタカゲロウ→コガタ
シマトビケラ→力ワニナ→スジエビ→ヒメタニシ→シマイシビル→
ミズムシ→モノアラガイ→オオユスリカ→イトミミズ→サカマキガイ
→チョウバエ
というふうにすんでいる生き物の種類は変わっていきます。しかし
これとは反対に、水の汚れが減少していくとすれば
チョウバエ→サカマキガイ→イトミミズ→オオユスリカ→モノアラガイ
→ミズムシ→シマイシビル→ヒメタニシ→スジエビ→力ワニナ→コガタ
シマトビケラ→エルモンヒラタカゲロウ→ウルマシマトビゲラ
という具合にその水に棲む生き物の種類は、変化していきます。
いじょう、そこに住む生き物から“水”の清らかさを教わるという話でし
たが、じつにありがたいことでもあると思うんですよ、なんといっても
われわれの飲料に使う水とも密接に関係している話でありますから
ね、生き物と水のはなしというのは。
もうひとつ。水がきれいであれば生物の種類が多いのですが、
汚れていけばその水域に棲んでいる生き物の種類が減少して
いきます。そういう生物生育分布の単純化を表した言葉として
『そういった場所では 赤い虫、白い鳥、黄色い花ばかり』と
いったはなしもあります。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
2021年のハウスピーマン及びキュウリの設計例。
ハウスピーマン及びキュウリの高木肥料店による設計例。
使用する代表的な肥料の名称とその特長の回となります。



ルリカミキリ、成虫を捕獲したおす。
大切に育成中のレッドロビンの生垣を食害する虫ルリカミ
キリの回[こちら]のつづきです。
葉の裏側、それも中央部に取り憑いていることの多いルリ
カミキリ。

葉の間に手を通して捕まえようとしたとたん、こちらの手
の到達せぬそのわずかな間隙を縫って すばやく葉から落
下し飛んで逃げてしまうという、曲者ぶりをしめします。
そんなルリカミキリ捕獲の秘密兵器として想いついたのが
これ。。
プラの園芸スコップ。
使い方は簡単です。

葉のうらにいるルリ↓カミキリ。その真下にスコップをあ
てがう。これだけです。

気配をかんじたルリカミキリは、いつものように落下して
スコップのなかに自ら落ちる。というわけですね。
見つける。スコップを差し出す。揺する。みずから落下。
といったこの方法での捕獲率は90パーセント以上。なん
なく成虫を捕獲できます。ちなみに『問うに落ちず語るに
落ちる』という言葉がありますが、つかまえようとしても
なかなかつかまらないのに、自分の能力[気配に気づく・飛
ぶ・どこにでもくっつく]を過信してか自分から捕まってし
まうという、このルリカミキリの行動には この言葉がピ
ッタリすぎ なんて捕獲しながらおもってしまいましたよ。
さてそんなルリカミキリの捕獲数ですが・・レッドロビン
の垣根の50本を10分ほど巡回して捕獲し、ペットホト
ルに集めた初回の様子がこちら。↓

初日は20匹程度でしたが、7日間のあいだ朝夕にスコッ
プを持って10分間巡回しつづけて1週間後の最終日には
数匹程度までに減少していきました。
→ ナメクジ対策の捕獲のはなしは こちら。
さあ この対策が功を奏したのかどうなのか、結果は今後
の盛夏の時期になってからの 樹の表面の状態でわかると
思いますが・・・今年は被害をまぬがれて樹表の剥皮状態
にならなければうれしいいんだけれどなあ[一昨年夏の被害
状況はこちら]。
つるつるなペットボトルのビンの壁に なんなく
留まれる能力もすごいですよ。指先、爪先なんか
にもすぐに くっつきます。 
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
ナメクジ防除の妙手。
掲載中のルリカミキリ防除の参考として、ナメクジ防除のはなしです。
同時期の害虫駆除例としてよろしかったら。
↓
毎年被害があるという場合は、冬眠から醒めた今の時期に増える前に
捕獲する作戦がいちばんの対策です。彼らは夜行性ですので、日がで
ているうちに隠れている場所での捕獲を実行します。
→ 被害の回は こちら。
チェックポイントは、暗くて暖かい場所。
ということで、一般家庭のお庭であれば、まずは植木鉢の底。そして
鉢置きスタンドの裏やプランターです。なかでも要注意な生息場所は
横に排水孔が作ってあるタイプや底に網がひいてあるタイプのプラン
ターです。この排水孔のスペースに侵入しているケースがとても多い
のです。
こういった 暗くて・冬のあいだは寒さをしのげるところが[越冬や
産卵場所には最適ですので]要チェックですね。
さらに暗くて暖かい場所として意外なところでは、各家庭のエアコン
の室外ファンの中。このなかで越冬するナメクジも多いとのことで、
[室外ファンがよく壊れるという方はとくに]チェックされてみてくだ
さい。
そして、もっと効果的に防除したいという方は、なんといっても夜間
です。そう、夜のあいだに庭に出て
彼らがお花や作物を食害にでてきたところを直接捕まえる
これです。
手袋か、もしくはお箸を利用してバシバシ捕まえちゃいましょう。
3晩つづけると、かなりな確率で駆除できますよ。
実際の農家さんの場合でもたとえば鉢栽培の方式がとられているシン
ビジウム/洋ラン栽培農家さんではこの駆除方法をなされている方も
多いです。
そして、気になるのは集めたナメクジの処理法ですが・・・
貝類に属するナメクジですからね。私の場合は、近くの池やいきつけ
の海で、魚やカメの餌にしちゃいます。せっかくの生命を無駄にする
のは、しのびないですから。
ということで、今回はご家庭での物理的なナメクジ防除のおはなしで
した。
彼らが動き出す前ということもありますが、庭にまだ蚊の
でてこない・いまのうちが、なんといっても作業が楽なん
です。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
芭蕉の詠んだお花が咲いた。
前線を伴った低気圧の影響で夜半に降った連休前の雨上がり、
地主神さまの前を とおりがかったときのこと。
なぜだか 様子がちがうのです。
どこからともなくこの時期の雨上がりの香りとはあきらかに
ちがう 爽やかな香り・・・。
と、 頭上をみて なっとく。

樗(おうち)こと、センダンです。お花が咲いていたの
です。
どんみりと 樗(おうち)や 雨の花曇り
熱い空気の気配を指す「どんみり」。芭蕉の詠んだこの句
を思い起こせずにはいられない朝。
センダンの花が終われば、 ほどなく梅雨です。
寒い朝が多く、かといって日中が涼しすぎる
のかといわれれば、そういうわけでもなく。
涼しいのか 暑いのか、よくわからない
本年/ことし 。センダンは例年よりやや早い
開花 となりました。南九州のいたるところ
で、センダンの花、花盛りになる頃です。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
ルリカミキリ、その たおやかなしたたかさ。
大切に育成中のレッドロビンを食害する虫[こちら]ルリカ
ミキリの回のつづきです。葉の裏側、
それも中央部に取り憑いていることの多いルリカミキリ。

葉の間に手を通して 捕まえようとしたとたん、こちらの
手の到達せぬうちに、すばやく葉から落下していきます。
手との距離、5センチ程度。
葉に触れないようにそっと手を近づけても、細心の注意を
はらって ゆっくりゆっくり 手を近づけたとしてもそれ
でも察知されてしまう。
その警戒心やおみごと。。などと感心してしまったり/笑。
そして その落下後なのですが、30センチほど落下した
ところで器用にも羽を広げて翔んでいってしまいます。
ちなみに そんな個体を机の上などに放した映像がこちら。
緩い風などあてておけば・・・ちょっとした高見な部分に
つかまっただけで


風上へと跳びたってしまうという飛行達者ぶりなんです。
飛行中の姿をみてみると、身体を不自然なほどに“く”の字
形に曲げていますが、この姿勢こそがその飛行を安定させ
ている秘訣なのかもしれませんね。ホバリングっぽい飛び
方もできるのだから、たいしたものです。これだけ飛べる
のであれば、その生息場所は広範囲にひろがっていくもの
だと想像できますよ、はい。
敵ながらあっぱれ。
ということで今回は すぐ飛ぶ・よく飛ぶ・長く飛ぶとい
ルリカミキリの飛行についてのおはなしでした。つづく。
ウルトラマンやスーパーマンは片手を伸ばして飛
んでいますが、天女さまなどは 上半身を起こして
[くの字形になって]笛などを吹きながら飛んでいま
すでしょう。ルリカミキリは あんなかんじで優雅
にフワリと舞っております。ぁあ、くやしい/笑。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
ルリカミキリ。したたかさ、はんばなし。。
一昨年からお伝えしているレッドロビンに仇名すルリカミキリ被害の
映像は ↓ こちら。樹皮の薄皮に潜り込むようなかたちで、広範囲
にわたって食害します[大げさに表現すれば映画ハムナプトラにでて
くる あのスカラベみたいな動きとでもいいましょうか]。

より詳しく形容するとすれば・・・
レッドロビンの表面のすぐ下を這い回ったかんじで食害していく幼虫。
その被害にあった部分にはトンネル状の繊維質の膨らみができて、そ
の後 盛り上がった表皮のかなりの部分が剥げてしまうという、[果樹
栽培でいうところの環状剥皮みたいな]なんとも激しい症状を呈します。
と、いうのが 1年目の被害。
そして食害されはじめて2年目、今年の被害というのが こちら ↓。


最近では樹皮の下を喰われる被害がでなかったので、被害はなかった
ものだとばかり思っていたのですが・・・してやられました。じつは
2年目になると、彼らルリカミキリの幼虫は 樹皮の部分ではなく、
樹の中心方向に潜っていき、木質部を食していくのだそうです。
したがって 今年の写真にみえる孔は、木質部を食って大きくなった
やつらルリカミキリが 本年の4月になって成虫となり羽化して出て
きた孔ということになります[枝の内部はかなりな部分が食べられ空
洞になっていることでしょう]。
なんというしたたかさ。
1歳のときの目に見える樹皮の食害が収まったようにみせかけておい
て、その実2歳になった幼虫は 樹の中心を喰いまくっているなんて。
レッドロビンを大切に育てている身としてはたまったものではありま
せん。
したたかさ、はんパないですよ。まったく。。
ということで今回は、2年かけて成虫になるルリカミキリについての
おはなしでした。とくにレッドロビンを育てているという方、この顔
にピンときたら、注意なさってくださいね。



そして駆除バトル編に つづく。
どこからやってきたのかとおもっていたたくさんの
ルリカマキリ。そんな集合写真は こちら です。
で、食害されて内部が空洞になっている枝は、台風
などの強風で ぽっきりやられちゃうんですよね、
これが。悲しいったらありゃしない。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
GB388 果樹の大害虫・・・それは天牛。。
次回関連で ゴマダラカミキリの回 再録です。
↓
天牛と農家さんによばれている虫をご存知ですか。 こちら 。
それがカミキリムシです。この天牛という名前、方言だとばかり思って
いたところ、れっきとした中国語なのだそうですね(びっくりでした)。
じつはこの虫、樹木特に広葉樹にとっては厄介な存在・・・それという
のもほぼ全ての広葉樹種(お庭のミカンやイチヂクにも)に穴を開けて
内部を食害するからです。内部を食害されると、木は樹勢が弱まり、最
悪なら枯死するといった被害を受けてしまいます。
この虫の厄介な点は、その産卵数の多さです。平均が200個、多い個
体では400個も卵を産むといわれていますので、これでは果樹農家さ
んが捕殺にやっきとなるのもしかたないこかもしれません。
そして、この天牛の特徴はその器用さにあります。
表面がツルツルの物体であっとしても、簡単に取り付き、そして歩き廻
ります。一度、空中から飛来したゴマダラカミキリ が、そのまま曇りガ
ラスの表面にピタっとくっついて着地する瞬間を目撃しましたが・・・
いやーみごとな技で、まるで忍者にみえましたよ。
取り付くというよりも、あれは 執り憑く でしたね。
足に吸盤でもあるのかと思いましたが、吸盤ではなく、ハート型で細か
い毛が生えている付節というものを脚先にもっているために、彼らには
このような能力が備わっているのだそうです。
そんなゴマダラカミキリムシですが、丑年〔別名・天牛ですからね〕
の2010年前後年には ヨーロッパ、特に英国で大被害を引き起こし
たことが話題となりました。その侵入経路ですが、英国には、カエデの
苗木にはいってオランダを経由で侵入。現在、英国だけではなく、オー
ストリアや、ドイツ・フランスでも確認されているとのことです。
そのような被害の実態を聞くと・・・前述の〔空中からでも上手に樹に
取り付くという〕器用さに加えて、たとえ飛来を用心していたとしても
〔卵や幼虫やの形態で〕いつのまにか潜入されてしまうという点。
彼らには やっぱり 忍者 を連想させられてしまいます。
ちなみにヨーロッパ以外の、たとえばアメリカ大陸の米国では、こちら
ではすでに東アジア原産種のゴマダラカミキリが、厄介な林業害虫とな
っていますから・・・ほんとにさすがに素早い。
ということで前回、前前回にひきつづいて、樹木への産卵のための飛来
がはじまっているゴマダラカミキリなど天牛についてのおはなしでした。
もちろん農業にかぎらず、お庭の果樹やさらには果樹の
鉢植えなどでも注意が要です。最近なんだか樹勢が弱って
きたような・・と思われたら、早めの点検をお薦めします。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
レッドロビンの垣根に迫る危機。
15cm程のレッドロビンの苗・50本を植えてから まる3年。

東西に20本・南北に30本の並木状に植栽した苗は、高さ2m
ほどの、まあまあの並木になりました。
夏の干ばつや幾度もの台風などの気象条件、そしてミノムシや葉
巻虫にカメムシ、加えて なんといっても最大の危機をもたらす
ルリカミキリ脅威に耐えて よくここまで育ってくれたな・・と
見上げる青空。

青空にレッドロビンの新芽の赤いろは、よくマッチするなあ
などとひとり感慨にふけっていたそのとき・・・その青い空の
したにひろがる新芽の枝のあいだを ふわりとした飛行物体が
通り過ぎていくのに、わたしはきづきました。
んんっ、あの飛び方ってルリカミキリっぽかったけれど
まだ4月だし、まだ新世代の個体ズは出てきてないよね
などといった希望的観測をもちつつ、目を凝らして樹の上部を
みつめていると

けっこうな数の飛行物体 ↑が往来しているのが確認できるではあ
りませんか。
嫌な予感を覚え、そこかしこの レッドロビンの樹の新芽の部分を
かきわけつつ、祈るような気持ちでよくよく観察してみれば・・・



なんということ。。 そこにいたのまぎれもないルリカミキリ。
困ったことにはそこだけではなく、そこにもここにもかしこにも
ルリカミキリ、ルリカミキリ、ルリカミキリ。すでにたくさんの
数のルリカミキリが 樹の影や葉の裏側に張りついていたのです。
しかも春なので あちらでもこちらでも
しっかり メイク♥ラブ。 
ざっと見渡して、これだけの数のルリカマキリをいちどに目の当
たりにするのは、さすがにはじめてのこと。なぜに今年はこんな
にも発生が早いんだろう、なぜに今年はこんなにも個体数が多い
のだろう・・・ などと考えてもせんなきこと。
これが現実なのですから、受け入れるしか道はない。
この状況を表現するとすれば
宮川大輔の御祭り男ふうの表現をかりれば あかーん、
ねずみ男の表現をかりれば これを大事といわずしてなんという
てきな、そんな危機的な状態が せっかく育ててきたレッドロビン
に迫ってきているのはまちがいないこと
のようなのです。
うーむ、どうするべか・・と 思案しつつ、次回へつづく。
これだけ数がいても準絶滅危惧種っていったい[こちら]。
ということで今回は 準絶滅危惧種でイタイというおはな
しでした。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」