わんちゃんねこちゃん用電動車椅子プロジェクトをするきっかけ-④
です
機械系の修士を修了して最初に就職した先は
広島県にある
マツダ株式会社
でした
当時、自動車のボディーの設計開発の部署に所属しました。
「自動車のボディーって」
ですよね
そこで、沢山探してきましたフリーの写真を
*これは、工場のラインに入っているので分りずらいかと思いますが、車が形を成す為の
基礎を設計して、ラインで製造されています。
その基礎を設計する所が、ボディー開発・設計にあたります。
次のお写真の方が分り易いでしょう
こちらに表示されている写真が大体すべて、ボディー開発・設計が受け持っております。
こう言った所に配属され、5年先にリリースするMPVを作るチームに入りました。
地味な事の繰り返しです。
学生時代に味わっていたので、その地味な事が大好きになっていました。
ですから、こんなCADで描いた図面を元に、
『ある力に対してどれだけ耐えられるか』なんていう
机上の計算・設計をしておりました。
コンピューターを貸してもらえると、
*このような絵が、コンピューターで構造解析させた結果なのですが、
大体、赤い所は、負荷がかかり易いですよというように視覚でわかり易く
結果が出るようになっております。
他社の動向調査をしたり、早く主要ソフトウェアを使いこなして、
沢山実験をせずとも、机上検討できるような環境整備を当時、
入社1年目からしておりました
しかし
色々あるのが社会
沢山やられました
私は幸い、大学院までに、ゼロから自動車のレースに出たり、その後は構造解析という事を恩師から教えて頂いた事で、直ぐに会議の内容を理解出来たり、
勿論、機械工学系の修士修了しておりますから、
プレゼンテーションも恩師から鍛えられ、
感じた事等のまとめる仕事もかなり鍛えられていたようです
しかし、男社会、これが仇となりました
楽しい毎日が続くと思っておりました
甘くなかったですね
「お前は理屈っぽいんだよ」、「バカか
」
極めつけは、「俺にそんな事聞くんじゃねーよだいたい、そんなこと、わかんねーんだよ
」
社会人一年目で凄い洗礼を受けました
男性は、女性と対等に話をしたくないのですよね
そして、中途半端に知っていると『イラつかれる』
暫くして、分かったのは、私は幸いにして、大学時代の専門を
企業で専門として働く事が出来たのですが、、、
企業に入った時には、
「大学の専門とは離れたい」とか「もうあの専門とは関わりたくない」とか、
「飽きたから、何か違う事をやりたい」
という人が圧倒的に多いのです。
それは、特に日本に多い事で、
専門性を重んじないからこんな事になっています。
欧米では、『研究開発・設計』というポジションはドクターの称号のある人達しか
採用されない狭き門なのです。
ですから、日本の自動車産業を見てきましたが
きちんとしたロジックの下に研究開発しない、
そして、情報が整理がなされていない、、、とても不安な産業だと危機を覚えました。
その後、私が動いた事とは・・・
その⑤へつづきます