ハーブ内科皮フ科 院長ブログ

ハーブ内科皮フ科 院長ブログ

愛知県知多郡阿久比町にあるハーブ内科皮フ科の院長のブログです。

コロナに翻弄された約3年間がようやく終わり、公的な縛り が終了する。いずれ第9波が来ても通常診療が可能となる。長か ったなぁ。とは言え、その間ハーブのソフトを大幅に変える準備 を整えた。 最近のハーブの新規を紹介≪患者さん向けとして≫ ⓵64列の最新鋭の CT(断層撮影)導入(今年 4 月~) 開院以来 3 代目。精度、スピード共に折り紙付き。いずれ痛みのない大 腸 CT 検査も導入したい。 ⓶予約システムの刷新(今年 6 月~) スマホ対応がメインの機種へ変更。LINE、メール、その他での双方向の 連絡システム。タイムリーな情報提供も可能だ。 ⓷認知症、MCI の早期発見(血液によるβアミロイドーシスの測定) 問診、診察と画像(頭部 CT)の併用にて精度が向上する。 ⓸尿による早期癌発見の検査の導入 唾液血液に比して簡単でより正確だ。自費だが7種類の癌(胃・肺・膵・食 道・乳房・卵巣)について調べられる。 ≪スタッフ向けとして≫ ⓵医療、介護の学習コンテンツの導入(今年6月~) 約 5,000 近い講義をスマホタブレットで学習できる。スタッフそれぞ れに合った内容を選び、仕事の一環として学んでもらいます。 ハーブスタッフ全員のレベル向上に役立ちます。 ⓶スタッフ管理システムの導入(今年7月~) 職場における事務の手間を大幅に減らすことができるソフト。 ⓷スタッフの情報伝達ソフトの導入(去年~) 言わば職場の「LINE」。スタッフ同士の情報伝達の要だ。 ⓸乳児・学童保育利用のスタッフに対してハーブから補助金。 スタッフが仕事をしやすいように! まずハーブの中身を充実させ、将来の診療所と介護施設の建て替え、刷新 につなげたい。患者さんの利用し易い施設、若いスタッフ(医師、職員)の働き やすい職場を目指して、ハイスピードで変えて行きたいと考えている。

最近は、にきび、母斑、しみ、粉瘤など皮膚科で顔 の疾患の相談が多い。なるほど。マスクの装着が自由 となり、果然気になり始めたためだろう。 そこで解説。 まずご存知「にきび」から。思春期前から急増し若 者が最も気になる「吹き出物」。毛穴に皮脂が溜まる 「白ニキビ」ができて、次にそこにアクネ菌が増殖し 痛みを伴う「赤にきび」となる。後者が増大すると跡 になって残りやすい。医療の目標は跡を残さない事 で、跡が残らぬ程度のにきびは仕方ないと考えるの が良い。「白にきび」は跡は残らない。改薬皮脂を溜 まりにくくするクリーム「ディフェリンゲル」が根本 治療だ。「赤にきび」に至れば抗生剤入りの「クリン ダマイシンゲル」を追加する。前者には「にきび跡」 を修得する「ピーリング効果」もあり結構役立つの だ。 上記の外用薬でも効かない赤い大にきびには抗生 剤(ミノマイシンやクラリス)などを適宜内服し、加 えてケミカルピーリング石鹸を用いる。上記のクリ ームも石鹸も使い方のコツをきちんと理解して用い ないと、皮フの発赤などの副作用が結構出る。詳しく は外来で説明します。 次に「母斑、ほくろ」 一見「しみ」のようだが、盛り上がっており良性腫瘍 で外用薬では治らない。見た目に加えて髭剃り時に 出血で困る方も多い。小さな母斑は円柱型のメスで 脂肪層まで切り取ると、目立ちにくく取れる。大きい 母斑は顔のしわに合わせて流線型に切り取り縫う。 いわゆる冷凍凝固は効かないし、大きいものはレー ザー治療は不向きだ。「しみ」「粉瘤」は後日。 追伸「湿疹かゆみ」の皮フに、「にきび」ができる のが治療にてこずる。両者の外用薬がお互いを悪化 させるから。本人が病態をきちんと理解して薬を使 う必要があるのだ。これまた詳しくは外来で説明し ます。

開業して20年以上経つと外来で見られるあらかたの病気を経験し、脳内でパタ ーン化され、問診や検査予後などがほぼ瞬間的に予測できる。確率的にではあるけ れど。良い点は速い事。悪い点は患者さんそれぞれの多様性に気が回らなくなる事 だ。各患者さんにとっては、自分だけの病状であり、それを医師から十把一絡げにさ れてしまえば「ちょっと待てよ」という事になる。時間に追われる外来業務でのある あるだが、医師として相当反省せねばならぬ。 対策としては、ネットでの問診システムで患者さんにあらかじめ書いて頂く事。 更にナースが確認し、整理された内容を私がしっかり読み込み、加えて肉声で患者 さんから話をきちんと聞き取る事だ。若い方ははこれで良いが、高齢者は病気が多 くネットを使える方が少なく、薬も既往歴も多様で、難聴の方もみえてなかなか状 態把握に手こずる毎日だ。 更にコロナで熱発の方とのコミュニケーションに大幅な支障をきたしている。だ から5月から5類に格下げとなり通常の対応が可能になるのは本当に朗報だ。コロ ナ感染イコール7日間の仕事停止により中小企業(医院に限らず)がここ3年間くり 返し相当な打撃を受けてきたから。同時にコロナという災害による組織の被害を最 小限にするため迅速に対応することで、スタッフが鍛えられたのも事実。それはよ り甚大な災害に対する訓練になったとも思う。 近い将来に来る地震や洪水に対する心構えを 1 ランク上げる必要がある。人間万 事塞翁が馬。何が起こるかわからぬ将来を考えさせてくれる事象だったとも言える。