毎年雨季になれば各地で洪水、地滑りの被害がたくさん発生する。特にジャカルタ市内は年々酷くなってるようだ。山から森林が消え住宅地、畑ばかりになり降った雨は土砂を含んだ真っ赤な水は一気に平地に流れる。それに加えてゴミが流入して各所で排水を妨げる。乱開発の都市部の低地、マイナス地帯の沿岸部はひとたまりもない。あっという間に1m程度の洪水に見舞われる。国も州も責任のなすり合いで解決策は出せない。20年前のバンコックと同じだ。目先の金儲けだけを追求して来た結果であろう。資本主義、自由主義を誤解して進んでいる国らしい結果だ。昨日の大雨は首都空港の空港をも閉鎖に追い込んだ。午前十時から午後三時迄閉鎖。しかし、もっと深刻なのは空港へのアクセス道路が冠水して空港へ行けない、出れない状態であった。だいたい空港へのアクセスが車でしかない空港あり年々沈下している道路である。国は国のメンツにかけてどうにかして欲しい物だ。そして面白い事が起きた。JALが飛ばない。何の対策も無しに乗客予定者は空港で夜を明かした。情報無し、宿泊、食事も無し。担当者がやって来たのは翌日の朝だ。他の航空会社は対応もきちんとしており且つ食事、宿泊の準備、説明責任も果たした。殆どの航空会社は洪水の中、責任者が空港迄来て数時間で対応を済ませ2-3時間遅れで飛んでもJALは何もなかったそうだ。インドネシアを含め途上国の欠点を報道は大きく報じたりするが何故かJALの報道は無し。地元の掲示板だけで終わりだ。平和ぼけ、自己管理能力の無さ以上に最も拝金主義で自由主義をはき違えているのは故郷日本かもしれない。[画像はジャカルタの最大の中心地の通り]


今年もこういう状態です。