昨日アメ限にした記事にコメントをいただきました。
超リスペクトしているブロガーさんからのコメントだったこともあり、たいへん嬉しくなってしまって、ついうっかり本文よりも長い返信をしてしまいました(笑)
せっかく書いたんだし、その返信文を少し手直しして記事化したいと思います。
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僕が大学時代に所属したサークルでは、年に数回発表会がありました。
ホールを借り、日頃の練習成果を披露させてもらうのです。
発表会のあとには飲み会が催され、それにはOBやOGも参加できるのですが、毎回多くのOB、OGが参加してくれ、みんな多めにお金も出してくれました(笑)
おかげで現役生の金銭的負担はほぼありませんでした。
お酒の席上では、OB、OGたちはみんな楽しそうにお酒を飲んでいて、現役学生たちの話に耳を傾けてくれました。「OB、OGらはとにかく説教くさい話をするからうっとうしい」なんてサークルもあるようですが、僕らのサークルではOB、OGらはほとんど聞き役でした。ときおり「勉強なんてせんでええねん、とにかく遊ぶんや」「留年なんてすればするほどオトクやねんで、知っとるか?」「就職はいずれなんとかなるから、そんなん気にせんで存分に遊べ」などと僕らをそそのかすくらいでした。
OB、OGたちはどんな人たちだったのか。
たいてい医師、士業を始めとした高度専門職、有名大学の大学教授(理事もちらほら)、一部上場企業の重役でした。そして恐ろしいことに、遊べとそそのかすだけそそのかしておいて、コネで就職を世話するなんてことは決してありませんでした(笑)
彼らは僕らとの会話を純粋に楽しんでいて、そしてふだんから純粋に楽しんで生きていたのです。
そんなOBOGたちから僕らが学んだのは、楽しく生きるということを唯一の目標とするべし、ということであり、その目標と社会的地位の獲得は両立する、しかるべきときに頑張れば、ということでした。そして両立しなくても特に問題ない、ということでした(笑)
「なんて無責任なOB、OGたちだ」と思われたかもしれません。
うん、確かに無責任だ。
「焚きつけるだけ焚きつけて放置するなんてひどい」。
うん、ひどいかもしれない。
でも宴会の席でそうやってお話しするなかで僕らが何も得なかったかと言えば、そんなことはありません。
僕らが部活の練習の話をしても、大学の授業の話をしても、無意味に時間を浪費するようなくだらない遊びの話をしたとしても、実現不可能な夢物語を語ったとしても、OB、OGたちは分け隔てなく、楽しそうに聞いてくれました。そして、なるほどいいね、面白いねと言い続けてくれました。オッサンになった今ならその気持ちも分かります(笑)
そうやってオトナに話を聞いてもらえる経験を何度も積み重ねるうちに、僕らは相手が誰であっても物怖じせずふるまえ、率直な意見が言えるようになりました。
これが貴重な財産だということに気づくのは、学生時代ではなく、社会に出てから、でした。
ご存じでしょうけど、社会的地位が高い人ほど異論が聞こえてこなくなります。周囲が彼らにおもねって異論が言えないからです。だから彼らはある意味で孤独です。そのつらさを紛らわせようとイエスマンをはべらせる人もいますが、それだと孤独はいや増すばかり。ホントに立派な人は異論が言える部下をむしろ重用します。
OB、OGたちがおおむね順調に出世していったのは、彼らの能力が高かったこともあるでしょうが、それだけでなく、彼ら自身が学生だったころに培ったこうした姿勢のおかげもあるような気がします。屈託なく自分の意見が言える人ってのは、どこでも貴重なもんです。
できれば息子も、大学生活の中で、こういう悪くて素敵なオトナたちに出会ってほしいもんだ。心からそう願っています。