学生時代の部活動、現在進行形で何かの競技に取り組む方、多くの方が陥る可能性があるOTSについて私の経験を基に紐解いていこうと思う。

拙い文章と個人的見解ではあるが、ご興味のある方はご覧いただきたい。

OTSが厄介である理由が人によって強く出る症状が異なること、判断基準が曖昧で明確さに欠ける等が挙げられるだろうか。

先ずは残酷なことを冒頭で述べたい。

睡眠、栄養、ケア量、ボリュームなど条件はすべて統一するものとする。


・Aさんは週7回練習して問題なくパフォーマンスが向上する。

・Bさんは週7回練習して最初の数週間は問題なかったが後にパフォーマンスが低下する。

・Cさんは半分の週3回or週4回にも関わらず、数週間は問題なかったが後にパフォーマンスが低下する。


平気で起こる不平等、私はこの回復力の差を才能の本質の1つだと捉えている。

縁も所縁もないので予想になるがドーピングはここに作用するのも大きいのだろう。

トレーニングの基本原則を無視した過度な追い込みで回復が間に合わない状況が続くことで初期症状〜重症化へと移行する。

先ずは自分がどのタイプか自覚、理解することが始まりだ。

少しずつボリュームを増やして適応していけばCさんもAさんになれると思っている方もいるかもしれない。

自分もそうであった。

しかし、今まで培ってきた競技を基に出た答えは多少の適応は出来ようがCさんがAさんになることは難しいということ。

経験を積むに従って1回辺りの密度が上がっていくのもあると思うが。

現在順調で効果が現れていてもどこかで帳尻合わせが来るだろう。

手持ちのカードで試行錯誤して差を詰めるべし。


本題に入っていこう。

・瞬発力をメインとする競技
・持久力をメインとする競技
・両方を必要とする競技

OTSの症状は競技別によって強く出る症状が異なる。

しかし、共通する項目も非常に多い。

タイプ別に代表的な症状を箇条書きで纏める。

自身の経験を基にしている部分が多いので皆様の症状もお聞きしたい。

前半部分は特徴的、後半部分は共通事項となる。

ツ・カ・レ・テ・ルのサインを見逃すな。


【瞬発力をメインとする競技】
・最大パワー、筋力低下
・連動性、動作スピード低下
・バランス欠如
・反応速度低下
・集中力低下
・横になりたがる
・全身倦怠感
・内臓疲労
・食欲、体重変化
・性欲変化
・感情起伏出現
・強い疲労感
・思考力低下
・義務感出現
・バイタリティ、意欲低下
・眠気
・睡眠障害
・脈拍変化
・免疫力低下
・鬱症状

【持久力をメインとする競技】
・直ぐに息が上がる
・運動強度が上がるとついていけない
・重症化するとジョギング、日常動作の強度にすら疲労感を覚える
・運動後心拍数が中々下がらない
・脳、心肺の拒絶
・動悸
・歩行スピード低下
・発汗量、行動量低下
・集中力低下
・横になりたがる
・全身倦怠感
・内臓疲労
・食欲、体重変化
・性欲変化
・感情起伏出現
・強い疲労感
・思考力低下
・義務感出現
・バイタリティ、意欲低下
・眠気
・睡眠障害
・脈拍変化
・免疫力低下
・鬱症状

【両方を必要とする競技】
・上記両タイプの症状
・症状が重く重症化する傾向にある


ここに環境要因、性格が加わることを忘れてはならない。

仕事のストレス、対人関係、減量、気候、睡眠、無駄を省いた過密日程、完璧主義、真面目、強い目的意識があるetc. 

体と心の総負担がOTSへと繋がっていく。

そして基本的に限界に近い動作をする方はタイプ別で考えず、どちらも酷使していると捉えていいだろう。

有酸素と無酸素のミックスのような動作を繰り返す場合、自覚症状を感じ始めた頃にはほぼ中程度まで悪化していることが多い。

自分の正常時を知ることも重要なポイントとなる。

正常時を知っているからこそ、異変を察することが出来る。

OTSに関しては感覚の部分に頼っている方が多いだろう。

しかし、数値という部分で読み取りたい方も大勢いるはずで、私もその一人だ。

感覚、揺るぎない指標となる数値の二点から自身の状況を把握する。

何も難しく考える必要はない、記録を取るのだ。

トレーニング記録、走った距離とタイム、起床時の脈拍、運動後安静時心拍数に戻るまでの時間、何でも良い。

今日から記録を取り始めても良い、寧ろ取らない理由がない。

どれだけ周囲の方にアドバイスをいただいたとしても、最終的に自分の体は自分にしか分からないので募ったデータは貴重だ。

既にOTSなら数値が悪くなる一方だろう。

トレーニーが多いと思うのでウエイトトレーニングを例に挙げてみよう。

第1種目のみならず第2種目以降も重量または回数が伸びない、または低下が2日以上続く場合は直ぐに見切りをつけることをオススメする。

どの競技にも言えるが完全休養が出来ない方は多い。

その代わりに強度やボリュームを調整して実施するパターンだ。

軽症の時はこれでも問題ないのだが、中程度以降OTSが進行している場合は余計に悪化するので冷静に見極めてほしい。

ここは重要なポイントだ。

ゴールドジム、エニタイムに通われている方はパワーマックスやwattbikeの数値を記録するのも良いだろう。

軽負荷の最高回転数、高負荷のハイパワーに影響が出てくると瞬発力をメインとするOTSを疑う指標の1つになる。

ローパワー、ミドルパワーに影響が出てくると持久力をメインとするOTSを疑う指標の1つになる。

怖いのはサイクルトレーニングをメインとする方だ。

無理をして決められたサイクルをこなしてしまったり、限界まで追い込む種目がない場合は数値の判断が乏しくなりやすい。

調子悪い、重いという感覚はあるがズルズル行って長引くパターンは意外に多いのだ。

一番注意が必要なのはお察しの通り減量中だろう。

アンダーカロリーはOTSを招く大きな要因だ。

勿論、無理も時には必要なのは重々承知している。

最後の一絞りは実際に根性も要る。

しかし、根性だけではどうにもならない、説明出来ない不調がOTSだと捉えてほしい。

果たしてそれが本当に減量によるものなのか、OTSになっていないか、結果への焦りが余計に冷静な判断を狂わせるのは分かる。

分かってても止まらないことだってあるのも分かる、人間だもの。

そんな素敵な方だからこそ、無駄なく遠回りなく努力や頑張りが報われてほしいのだ。

疲れてて当たり前と思う状況に今一度疑問を投げ掛けてみてはいかがだろうか。

感覚を研ぎ澄まし、乾貞治並みの数値データで判断するべし。

因みに私らの学生時代はテニスの王子様が非常に流行った。

出席確認の挨拶はうぃーっす、授業中問題を当てられて正解した時の口癖はまだまだだね、サッカー部で1対1の練習の際にはフシューと海堂薫になりきっていた。

まだまだ私の黒歴史はこんなものではないが、話が脱線したので戻ろう。

そして過食に走る傾向にある方は大体がOTS予備軍であるはずだ。

疲労が溜まっていない状態だと自然と食欲を抑えられるという方が実際に多く存在する。

食べてしまった罪悪感で翌日のカロリーを極端に減らしてしまうなど悪循環そのもの。

OTSを加速させると同時に、そんな自分に嫌気が差して鬱に近い状態になっている例も数多く見てきた。

ここまで来ると重症化と言っても過言ではない。

結果がついてきている場合はまだしも、奮わなかった場合は鬱やバーンアウトを加速させる要因となる。

OTSは精神的なものにも間違いなく作用しているだろう。

選手の突然の出場辞退、引退、復帰などはOTSが密接に関わっているのではないかと私は睨んでいる。

休養明けであったり、減量が終わって暫くすると正常な状態を思い出すのはよくある話。

その時の感覚を忘れず、日頃から誤差を少なくするよう心掛けることが大切だ。

減量はいかに疲れを残さないかもポイントとなるだろう。


OTSの対処方法は簡単!

よく寝て休養して質の良い物を食べる!

いざ書き始めるとキリがないので一先ずこの辺で終わり!

最後雑!