毎年のちび連れの旅行

 
 
とにかく
りゅうの体調管理だけは1番に考えながら
 
準備をして行くわけですが
 
 
去年は初めてと言う事もあって
 
色々想像しながら
 
 
*機内のグズリ対策
 
*熱中症対策
 
*虫さされ
 
この3つを重点に用意していきました。
 
 
 
 
で、
 
今年は?というと
 
去年の3つに加え
 
 
*自家中毒対策
*食事問題(theトロトロマンなもんで)
 
この2つが難関問題でありました。
 
 
 
食事問題はまた次回に書くとして…
 
クセ者の自家中毒、
 
コヤツの事についてちょっとしたためたいと思います。
(長文になりますので、お忙しい方はスルーでお願いします)
 
 
2歳になり、かなり頻繁に登場してる
 
ゲボゲボマン。
 
旅行前、一時は2週に1回のペースで起こり、旅行後もうすぐ1ヶ月になろうかとしてますが、起こってません。
 
 
こればっかりは
これ!という原因を突き止められないので
なったら対処療法しかありません
 
 
普段は主治医の先生から
吐き止めの薬「ナウゼリン」を常備薬として処方していただいているので
いつも、それを活用しながら対処してますが、
それでも治まらない場合は
病院に走り、点滴のお世話になってます。
 
 
 
でも今回は旅行先、しかも離島ですので
 
すぐに病院駆け込む事もできませんので
 
一旦起これば、なんとか自分らで対処するしかありません
 
 
 
なので、その時の為にも
 
ここ半年、
 
なんとか自宅で抑える方法を見い出すのに
 
色々研究させてもらいました。
 
 
 
で、その中で見出した
 
私なりの対処法です。
(「うちの場合」ですので、参考程度に読んで下さい)
 
 
 
まず、
自家中毒かどうかの判別です。
 
①朝イチ、起き抜けの嘔吐である事
②熱や下痢、発疹など嘔吐以外の症状がない事
 
これが当てはまれば、自家中毒確定です。
 
 
吐いてる間は、体を横向きにして
吐瀉物が気管に入らないように気道を確保します。
 
(熱や発疹など別の症状がある場合は、ウイルス性の可能性もあるので、吐瀉物のついた所はちゃんと殺菌するようにして、暫時お医者さん連れて行きます。うちはまだ一度もないですが…。)
 
 
 
次に処置。
 
ヒトは体を動かす時糖分をエネルギーとして使うのですが、その糖分が不足すると代わりに脂肪を燃やしてそれを補おうとします。
その時に生まれるのがケトン体。
このケトンも体にとって大事な成分の一つなんですが、自律神経や代謝機能がまだ未熟な子どもはこのケトン体がうまく代謝されず、中毒状態になるようで、それが影響して、嘔吐を誘発してしまうそうです。
それが周期性嘔吐(自家中毒)なんです。
 
 
 
なので、その対処としては
 
「糖分を与える」
 
って事が大事なんです。
 
 
でも、ただ単に砂糖や糖分の多いものをダイレクトに与えると、かえって吐き気を誘発してしまい摂った分以上に吐いてしまって脱水症状を起こしてしまいます。
 
 
そこで、
 
いかに効率よく糖分を体内に吸収できるか
 
がミソになります。
 
 
 
そこで、救世主が
*ポカリスエット(普通の)
{F9E6F593-D89D-4B41-AD0D-FCB2A98E0ACD}
 
*ブドウ糖(粉糖5g×30包)
{EFBBF380-BF01-409D-9D2D-CAA0481D68AE}
です。
(お砂糖を使うなら、ブドウ糖のほうがより吸収が早いと思ったので↑の商品を見つけました。粉なので大変溶けやすく5g包装なので使いやすい)
 
 
 
 
まず、
①1回目の嘔吐が収まって落ちついたら
ポカリを少し飲ませる。
 
 
 
→これで、すぐ吐くようなら…
 
吐くのが落ちついてから
吐き止めの薬を飲ませる
 
 
→吐かなければ…
 
500mlのポカリに↑のブドウ糖を1包(5g)とかして、10分おきくらいに、スプーンで少しずつ与える
 
(この時飲むからといって、いっぱい与えてしまうとまたぶり返す可能性があるので、用心して下さい。)
 
100mlくらい飲んで、落ちついていれば
吐き気もおさまって元気になってくると思います。
 
 
 
②吐き止めの薬も飲めず吐いてしまう場合
薬が効かない場合は…
 
 
薬を吐いてしまったからといって、またすぐに追加はできないので、次の投薬は最低4時間後。
なので、それまではとにかくタイミングを見計らって、水分&糖分補給をさせます。
 
 
 
自家中毒の場合、子供用のイオン飲料よりは普通のポカリがよいと思われます。
適度な塩分も含まれ、他のイオン飲料より糖分が多めなので、最適です。
 
ポカリがダメでお茶が好きな子なら
そのお茶の量に対して、5パーセントの砂糖(ブドウ糖)を溶かしてあげると良いようです。
(例、砂糖5g:お茶95ml)
 
 
 
これも、あせらずスプーン1杯ずつ与えます。スプーンを嫌がる時は、スポイトで口の中を湿らす程度に与えてあげるのもいいと思います。
 
 
 
これで、最初の吐き止め薬を与えた時間から、4〜5時間ねばり
まだ吐くようなら、2回目の投薬。
 
 
で、30分くらい様子をみます。
 
 
ナウゼリンの経口薬は、
即効性があるので、投薬後だいたい15〜30分の間に効いてくるそうです。
(座薬は30分〜1時間くらいかかるらしい)
 
なので、2回目の投薬から、30分の間に吐くなら、薬は効かないって事で、その時点ですでに最初の嘔吐から6時間は経過しているので、それからの脱水症状の事も考えて、最終手段で点滴のお世話になりに行きます。
 
 
これが、うちのパターンです。
 
 
 
 
病院では
 
一応、血液検査と尿検査をして頂いて
 
点滴を打ってもらうんですが
 
その点滴の中身は
 
点滴液にブドウ糖を添加させただけのものなんです。
 
でもそれだけで、
みるみる元気になります。うそみたいに。
 
 
 
 
 
 
なので、家での対処も
 
いかに効率よく(吐かさないように)
水分&糖分を摂取できるか
 
に、掛かってくるというワケです。
 
 
 
 
自家中毒になった時の
糖分をあげる上での注意点をおさらいすると。
 
吐き気を誘発してしまうようなあげ方はしない
…砂糖そのままとか濃いものとかをやたらあげると、吐き気を誘発するし、血糖値が急上昇するのでインシュリンがバカになってしまってもコワイので、、、
 
あげる時は
5%の砂糖水と覚えておいたら良さそうですね。
 
 
しかも、それを少しずつ。
…急にいっぱいあげると必ず吐き戻します。
 
 
 
吐き始めならポカリスエットが最適。
…後に書きますか、イオン飲料にも種類があって脱水状態によって適したものをあげると、より効率がよくなると思われます。
 
 
ナウゼリンは4〜5時間あける。
…投薬の基本ですね。
 
 
※これは、自家中毒の時の話なので
食事もしっかり摂れている日頃の水分補給には、やはり糖分控えめの子供用飲料のほうが良いと思います。
 
 
 
 
…そのイオン飲料についてちょっと書きます。
イオン飲料には
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料との2通りがあるのをご存知ですか?
 
この2つの何が決定的に違うかというと、
それは「浸透圧」です。
 
 
アイソトニック飲料→浸透圧が体液と同じくらい
 
ハイポトニック飲料→浸透圧が体液より低い
 
となります。
 
 
まだ吐き始めの時は、
脱水前なので、効率よく糖分を摂取するために浸透圧が体液と同じぐらいのアイソトニック飲料を。
 
 
吐き出して、脱水状態になってきたら、浸透圧の低いハイポトニック飲料を与えると効率よく体内に摂取できます。
 
 
 
経口補水液のOS-1は、
ハイポトニック飲料にあたるようですが
他の製品より、塩分が高めなので
1番は、やっぱり汗をかいた時の熱中症対策に効果的な飲料と言えるかもしれませんね。
 
 
 
 
イオン飲料各社のわかりやすい図がありましたので抜粋させてもらいます。↓
 
 
 
イオン飲料も色んな種類がありますが
商品によって特徴が違うので、
自家中毒の時は、子供に飲ませるのだし、あまり特別な添加物が入ってないほうが良いかと思われますね。
 
 
参考にしてみて下さい。
 
 
 
 
でもお子さんによっては、
始めからたくさん吐いてすぐに脱水状態になる子もいるかもしれないので、そんな時は迷わず病院に行きましょうね。
 
点滴打てば、お子さんも早く楽になるしね。
 
 
 
子育てママさん!ファイト!
 
 
 
 
 
 
さーて、お次の話題は
 
魔のイヤイヤ期の食事問題ネタです(笑)
 
 
 
…つか、ただのグチかもしれません。
 
 
てへ。
 
 
 
 
 
じゃ、まったねー。(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
 
 
 
 
過去の『自家中毒』関連の記事