ずっとあった心の重さがとれたのはなぜだろう?

心に問いかけると答えが現れた。

それは哀しみ。
人間は一人で生まれ、一人で帰ってゆく。
その人間が持つ、心の根底にある哀しみ。

その哀しみや苦しみは人生に彩りを添える。

図書館でたまたま読んだ帯津良一さんの中にあった言葉と、紹介されていた藤原新也さんの「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」のあとがきにある言葉。

人間の一生には沢山の哀しみや苦しみに彩られていながらも、その哀しみや苦しみの彩りによってさえ人間は救われ癒やされるのだという。
哀しみもまた豊かさなのである。
なぜならそこには自らの心を犠牲にした他者への限りない想いが存在するからだ。

そしてそれは人の中には必ずなくてはならぬ負の聖火だからだ。