「こんぴら・あんだら」
あんだらとは、広辞苑では「あほ」「愚か者」などの意味らしいです。
讃岐の方言では、「雑談」「無駄話」という解釈です(笑)。
この本は、私の知り合い「堀家のオバチャン」が書いた自伝のようなあんだらです。
オバチャンの戦中戦後の苦労話や、こんぴらの四季や…もう、心を鷲掴みにされてます。
引き込まれる文章を、彩る挿し絵も素晴らしい
地元では有名なのですが、門脇さんが、沢山のカラーを入れてくれています。
オバチャンの言葉が、絵になって、リアルに感じることが出来ます。
また讃岐弁満載で、堀家のオバチャンには、ちょっと悪いのですが、私の祖母の話を聞いてる感じがします(笑)。
お風呂-ぶうたんたん
平等に-へんば無し
ください-つか
落ちる-ぼてこむ
少し-ちょっとこば
私は両親共働きだったから、お祖母ちゃんっ子でした。
もう亡くなって17年経ちますが、懐かしい方言を見つけると、お祖母ちゃんを思い出します
自費出版ですが、琴平はしかた書店に置いてます
オバチャンの自伝だけでなく、こんぴらの歴史や風景も感じられます(^_-)
一読の価値ありです