山号は極楽山。正式名称は【極楽山西方寺】になるのですがその呼び方をされることは少なく『定義如来』、『定義山』、『定義さん』と呼ばれており、私自身も子供のころから親など周りの大人は皆『じょうげさん』と呼んでいて(私は山の奥にあるので定義山だと思っていました。)西方寺と言う名前を知ったのは大人になってからでした。
そして前述したように【定義】は正しくは『じょうぎ』と読みますが仙台弁の訛りの関係で『じょうげ』と読みます。
県庁や仙台市役所、観光業界、標識などは共通・標準語にならい『じょうぎ』となっているそうですが私にとっては違和感がありやはり『じょうげ』がしっくりときます。
30代の自分ですら違和感あるのでもっと年長の方なんかは尚のことではと思います。
さて、西方寺の縁起についてですが平清盛の長男・平重盛の重臣、平肥後守貞能の【平家落人伝説】があります。
壇ノ浦の敗戦後重盛に託された阿弥陀如来の宝軸を持って落ち延びた貞能と従臣たちは源氏方の厳しい追討を逃れ此の地に隠れ、さらに名を読みは同じ「さだよし」ながら貞能から定義に変え、その読みから「じょうぎ(げ)」の由来となったそうです。
さらに貞能の死後その墓上に阿弥陀如来の宝軸を安置する小堂が従臣らによって建てられたそうです。
その後江戸時代中期宝永3年(1706年)に従臣の末裔である早坂源兵衛という方が出家して【極楽山西方寺】として開創したとのこと。
そして現存する建物の多くは昭和期など近代に創建・再建されているようです。
普通に美味いですがニンニク入りの定義山七味とお醤油で食すと絶品です
高校受験の時なぜか両親が参拝させ(それほど学問試験合格等の御利益は宣伝していないのになぜだったのか??)それ以来でしたが30代に入り仕事で悩んだ折に参拝しその後良い方向に進んだことから3年連続参拝しています
(半分は三角油揚げが食べたいからですが(笑))