9月8日
黒滝村の槙尾の集落の最後の民家から渓流に沿ってコンクリートで固められた急坂を登り続けます。
苔が生えており、下りは滑りそうだなと思っていると、看板があり道を間違えていなかったと安堵する。
ここからも登りが延々と続き、鳥居が見えた時は嬉しいです。
荒れてはいますが、神域だというのが、すーっと素直に感じます。
スピリチュアルやパワースポットという言葉も嫌いです。
本殿の後ろ急斜面には、雑木が生えていますが磐座らしい巨石が露出しています。
磐座より本殿を見おろす。かなりの急斜面でした。
帰りに鳥居を望む。
奈良県史によると「例祭は11月3日で、御供の米洗いから御供搗はじめ祭典に関する諸準備も一切男の手で行い、
祭礼当日は広庭以外の神域には女子は入れぬとの習慣がある。」とあります。
年に、ほんの1,2社こういう神域を感じることの出来る場に巡りあえることが出来ます。
「社」以前の私の探し求めているアニミズム的な場,そのために巡っているように思います。