彼方へ向かう真夜中の列車の中
僕は彼の残像を見た
流れ行く街灯がやけに眩しく火垂るその景色の中
僕は一瞬よりも永く瞬きをした
そこに居る筈もない彼が
凸凹な楽団を率いて進む姿
楽団員どもは`騒いだり`喧嘩したり`笑ったり`鳴いたりしている
気まぐれに途中で抜ける者も`いつの間にか加わる者もいる
先頭に立つ彼は`総てを許容している様にも`無関心を装っている様にも見える
その姿はロマの王の様でもあり`苦悩する神の下部の様でもある
その残像は一瞬で消えてしまったが
僕はその景色を一生忘れないだろう
さあ`旅の続きを始めよう
僕は彼の残像を見た
流れ行く街灯がやけに眩しく火垂るその景色の中
僕は一瞬よりも永く瞬きをした
そこに居る筈もない彼が
凸凹な楽団を率いて進む姿
楽団員どもは`騒いだり`喧嘩したり`笑ったり`鳴いたりしている
気まぐれに途中で抜ける者も`いつの間にか加わる者もいる
先頭に立つ彼は`総てを許容している様にも`無関心を装っている様にも見える
その姿はロマの王の様でもあり`苦悩する神の下部の様でもある
その残像は一瞬で消えてしまったが
僕はその景色を一生忘れないだろう
さあ`旅の続きを始めよう





