これは東洋医学でも古くから言われていることなのですが、あまり知られていないのでぜひ知っていただきたいと思います。しかし覚えるのはたった2つですからそれほど難しくかがえる必要はありません。
1.気の流れが悪い場合、強すぎる場合、筋肉は硬くなります。
2.気の流れが速すぎる場合、弱い場合、筋肉は伸びてしまいます。
実はこれだけなのです。そして、もし忘れても電気が流れる時のことを考えてください。電気を強く流すと筋肉がとても強く収縮して痛いほどと思います。逆に気の流れが弱い場合、筋肉が伸びてしまいます。
また、気の流れが悪い場合も筋肉が硬くなるのですが、例えば強く気の流れる道、経絡を押すと気の流れを遮断できるのですが、その場合筋肉が硬くなります。逆に肉体レベル気の流れをコントロールできる人が気の流れる方向に気をやり過ぎるぐらい流せば、筋肉は軟くなってしまいます。やわらかくなるというより、しまりが無くぶよぶよ状態の筋肉になります。
筋肉は張りがあるけれど柔軟という丁度いい状態が理想ですが、それは気の流れが強くもなく、弱くもなく、流れが悪くもなく、流れがよすぎるわけではない状態にするのが最適なのです。
そのためには、まず自分の体を知ること、そして気を流すことができるようになること、さらには自分の体の気の流れのアンバランスを作っている要因を取り除くことの3ステップが必要です。もちろん順番にやっても、同時進行でもかまいません。
一番簡単なのが、自分の体の状態を観察することで筋肉の状態を知ることです。基本的には押してみて硬いのか柔らかいのかを調べます。必要があれば、押した状態で前後左右に骨に沿ってゆっくりとスライドさせるといいでしょう。こうすれば、筋肉のコリがすごくよくわかります。筋と見分けがつかない場合は痛みがあるかどうかで判断するといいでしょう。
また、これらの情報は実際に体の絵を描いて自分の体の地図を作るといいでしょう。自分の体の状態を知るのは自己管理の基本と思います。一度作った体の地図のすべてが解消しても、定期的に同じ作業を繰り返してください。場合によっては解決したものの下にさらに何かがあって、元に戻ることもあります。その場合はさらに感覚を研ぎ澄ませる訓練をしながらより深い世界を探求するといいでしょう。
2番目の作業は気の流れを自分の意志でコントロールしてその状態を解消するのですが、残念ながらこれは日々の体調を整える役には立ちますが、気の流れのアンバランスを解消する根本的な手段とは言えません。
しかし、この訓練を繰り返すことによって気の流れをコントロールする能力は向上します。そして、気の感覚も鋭敏になっていくのです。これは、次の段階をより効果的にできる能力の下地となるのです。毎日するべき作業なので、それが同時に気のトレーニングとなり、さらに日々の体調を整えます。
そして、気の流れのアンバランスの原因を取り除くことは、気の質を変えることができる人にしかできないので、まだこの段階に達していない人はできるだけ気の肉体的なコントロールに熟達してください。
基本的には、自分の肉体にへばりついている気の塊を発見して、それを無害化する作業なのですが、そのためにはこの気の塊の内側深くと結びつき、その根本を知る必要があります。そのためには気の感覚に敏感になる必要もあるのです。場合によっては、その気の塊が作られた瞬間の記憶のイメージが見えることもありますし、その塊が消えてしまう場合もあります。
他には、重く硬くなっている気の塊を柔らかくして軽やかに変える方法を取ることもできます。この方法もかなり有効なのですが、根本理由がわかる洞察の瞬間のような、ちょっとした悟りの感覚を得られない欠点があるので多少面白さが半減します。
このトレーニングを続けていると、体の状態が変わるだけでも面白いのですが、自分の内面の問題の根本原因を発見する面白さもたくさん経験するので、自己発見の心の旅の面白さにヤミツキになってしまいます。
知的好奇心を満たすことに興味がある人にとっては、自分自身が100万冊の蔵書がある図書館よりも興味深い存在であることを知るよい機会となるので、このような形の自分探しの旅も絶対気に入ってもらえると思います。