更年期の時期


有名な薬酒のCMでお馴染みの方も多いと思いますが、

中国の古い書物に女性の体は7年周期で変化すると書いてあります。

これによれば更年期は7×642歳ぐらいから徐々に始まりから

7×749歳を過ぎたぐらいまでが該当します。


しかしながら、人類は進化発展をつづけ、今では寿命も当時の倍近く、

初潮が始まるとされる14歳というのも、現代の人間とは少しずれてきた印象です。

更年期はいつからいつまでか!?

という議論は意味がなく、それこそ個体差も大きく、

むやみやたらと更年期を恐れる必要はありません。


そして、この症状は更年期なのか、果たしてそうでないのか!?

という議論も漢方的には全く意味がなく、現れ出ている症候が大切で、病名は何であれ構わないのが漢方です。


最も困る症状「ホットフラッシュ」


ホットフラッシュは更年期の症状として


大変多くかつ最も困るものでもあります。

自分の意志とは関係なく、

突然に滝のように流れ出てくる汗、カーッとくるのぼせ。


西洋医学では女性ホルモン低下により、

自律神経が乱れ、異常な汗やのぼせが起こると考えます。


女性ホルモンを補充する治療などが行われますが、

乳がんや血栓症のリスクが増加する可能性も指摘されています。


そもそも体は自然の流れでホルモンを出さないように

しようとしているので、やはりそこで無理に抗うよりも

その変化に体がついていけるようにすることが、自然な気がします。


漢方では、体の中の「水」が少なくなり

(歳を重ねるとシワシワになってきますよね)

体の中で起こった火事(ほてり・のぼせ・不眠・イライラなど)を

消すことができないと考えます。


このことを漢方用語では「陰虚火旺(いんきょかおう)」と言います。

火事が起きたらバッと消せばいい、わけではなく、

根本的な不足している「水」を補いながら火を鎮めていく

漢方を使います。

具体的にはホットフラッシュの他、


・イライラ、皮膚(陰部)搔痒、手足のほてり、のぼせがあれば

三物黄ゴン湯(さんもつおうごんとう)


・イライラ、冷えのぼせ、動悸、不眠、焦燥感、不正出血があれば

黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)


・イライラ、冷えのぼせ、口内炎、月経不順、皮膚の乾燥があれば

温清飲(うんせいいん)


・イライラ、胃弱、不眠、頻尿、残尿感、おりものがあれば

清心蓮子飲(せいしんれんしいん)

などがあります。


ある程度ホットフラッシュやのぼせ、ほてりなどの

熱症状が強い場合は上記のような処方をまずは使って

熱を冷ましてあげるとスッと楽になると思います。


更年期の代表的三大漢方と言われる

加味逍遥散・桂枝茯苓丸・当帰芍薬散で

良くならない方は、ぜひ症状体質に合ったピンポイントな漢方を飲むことをおすすめします。


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