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10数年の眼鏡店勤務を経て、視能訓練士、大学教員、そして今は現場にて働いているおじさんです。

眼科における教育システムをご紹介しております。

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こんにちは

眼科で働く のりくんです。

 

先日、眼鏡が傾くでいくつかの記事を書きました。

 

今日はずり下がる眼鏡についてチラッと(?)記事にします。

 

 

そもそも眼鏡が下がるのは、先日の”傾き”と同様、顔にあったかかり具合をしていないからです。

 

 

 

なにかの参考になると思います。

 

 

 

まず第一には、鼻あて(鼻パッド,クリングス)

  


鼻パッドというのは鼻に当たっているプラスチック部分であり、クリングスっていうのはこのプラスチック部分と眼鏡フレームとを連結している小さな部品です。

 

以下のように鼻の形状に合わせて角度と幅を調整しますが、この調整をクリングスで行います。

 

  

 

当然、左右の鼻に対する接触は均一が理想です。

 

確認法は簡単です。

眼鏡外して鏡を見てください。

 

(下は鼻の図だと思ってください。)

   

鼻に対して一方だけに痕がついていたり、鼻あての一部の痕がついている場合には適正なバランスが取れていない可能性があります。

 

 

2つ目は顔幅に対する眼鏡両横の棒間の幅(テンプル幅)です。

 

顔に対して狭いとか広いとかがあると下がりやすいくなります。

広いのはブカブカってことなので下がりやすいですよね。

 

おおよそ顔の幅とあっている場合、

 

 

おさまりはまずよくなります。

 

 

 

顔幅に対し狭いフレームの場合

 

 

 

きちんと調整されていないと、横の棒がたわんでしまい、かえって眼鏡が前に出る・・・下がってくる場合があります。

 

 

顔幅に対して狭い眼鏡を買う時にはちゃんと合わせてもらいましょう。

 

 

 

最後の3つ目は耳の後ろ(先セル)です。

 

   

 

 

 

下がるパターンの先セルは、耳との間に隙間があります。

 

  (拡大図)

   

 

 

そうすると、その隙間の分だけ前に出ます。

   

 

 

 

まとめます。

 

眼鏡が下がる時の原因としては

1)鼻パッドの角度と幅

2)両テンプルの幅によるたわみと押さえ

3)耳の後ろと先セルの隙間

 

以上、この3点が主な原因です。

 

したがって、腕のいい眼鏡屋さんは以上の3点に重きを置いたチェックをおこなうため、これを前から順番に確認します。

 

  

仮に順番でなくても、同時にこの3つを確認している方もいますのでそれはその眼鏡調整技能士さんの経験と技術力によって要する時間も違います。

 

 

 

※ここからは専門職の方に向けて・・・

 

こういったように、眼鏡のフィッティングは事細かに専用の工具を用いた調整が必要です。

簡単に指で曲がる場合もありますが、やはり破損する可能性がありますので、眼鏡がよく下がるといわれる、あるいは眼鏡が下がっている患者さんがおられた時は、是非眼鏡屋さんに立ち寄られることを勧めます。

やはり壊してしまうと信用問題ですもんね。(^_-)-☆

 

 

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。