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2014.04.14 23:35
日本出発。
「いってらっしゃい!とくかく無事でね!!!」
手を振ってセキュリティーゲートに向かって歩く私の後ろ姿を、母が見送ってくれていた。
今までの人生、自分のしたいことをして、行きたい場所に行って、住みたい場所に住んで、
生きてきた。
「だって行きたいんでしょ?行かないと後悔するんでしょ?」
31になる私が、仕事を辞めて、やっぱり長期で旅に出たい!て言ったときに母は言ってくれた。
18歳の高校卒業したての5月。
ひとりでアメリカに旅立つ頼りない私の後ろ姿を、同じように母が見送ってくれていた。
20代の頃に、その時代ではまだ珍しいバックパッカーをしていた父。
「世界には、行った者にしかわからない世界が広がってる。それを自分の目で見ておいで。」
父のすすめで、高2の夏に1ヶ月アメリカにホームステイをした。
そのことがきっかけで、高校を卒業したらアメリカに留学すると決めていた。
自分で決めたこと。
でも、人一倍人見知りで、ひとりでは何もできなかった幼い18歳はわくわくする余裕なんて
これっぽっちもなかった。
それでも笑顔で「いってきます!」と手を振って、ゲートをくぐった。
背を向けた瞬間、涙が止めどなく出てきた。
帽子を深くかぶってもう絶対に振り返ることができなかったのを、今でも鮮明に覚えてる。
こんなこともあったよねー。てこの日の話をすると、母は今でも涙ぐむ。
決して涙もろくはない母。
10年以上たった今でも、思い出して涙ぐむほどの想いを母もしていたなんて、
自分で精一杯だったあの頃は気づく訳もなかった。
このことを聞いたのは、アメリカから帰国してずいぶん経ってからだったと思う。
あの時は、頼りない背中を見て、母も不安でいっぱいで涙が出たって。
あの出発から13年。
ずいぶんとしっかりしてしまったなぁ。
20代前半の頃は、うさぎみたい。守ってあげたくなるタイプ。
なんて言われてたこともあったのに、
今ではひとりで何でもできちゃいそう。 らしい。
でも実は、今でも人見知りだし、毎回どきどきしながら不安いっぱい。
唯一違うところがあるとしたら、したいことをするように。行きたい場所に行けるように
なったこと。
行動しようと思うようになったこと。行動するようになったこと。
人は簡単に変われないけど、生き方は変えられる。
さぁ、ここからまた新しいスタート。
