治療のしようがなくて今は肺に溜まった水を抜くくらいしか出来ない
家族の希望はこのまま病院で看取り予定
いわゆるターミナルケア
横になると息が出来ないといって、ずっとベッドを上げて座って眠っている
顔は辛いって言ってるのに看護師が具合を聞くと『大丈夫です。これくらい。』と必ずおっしゃる
1日3回麻薬を使って痛みを和らげてはいるけどそれでもかなり痛いはず
なのに彼は一度も痛いと言わない
じっと、ずっと1人で耐えている
私達も業務に追われてずっと1人の患者さんに付き添っているわけにもいかないけれど、痛いと言えないならせめて手くらい握ってあげていたい
そう思って今朝は朝食介助が終わってから申し送りがはじまるまでのたった5分ほどだったけどただただ手を握ってました
そしたら初めて『本当は1人で怖かったんや。でも少し安心できたわ』って言って下さって私もほんの少しだけ患者さんの本心を聞けて安心しました
なんでこの人はこんなにも強い人なんだろう
なんでこの人はもっと辛いことを素直に言えないんだろう
しんどい時はしんどいと、辛い時は辛いと、痛い時は痛いと言ってもらえるような環境を整えないといけないなと感じました
この患者さんとはあと少ししか向き合えないだろうけどチーム全員でできる限りの事はしていきたいと思います