こんばんわ。
あいこトリップです。

時々昔いた会社の上司に言われたことを今となって思い出すことがございます。

それは私が最初に働いていた日本の会社でのことでした。

当時私は地方の自動車部品会社で営業部におりました。

外回りの営業は私以外は全員男性でした。

入社してそう日も経たない私はバリバリのキャリアウーマンというものに憧れておりました。

仕立ての良いスーツを着て、客先と交渉し、売り上げを上げる、世の中を知らない私は表面的なもの、外見でしか物事を判断しておりませんでした。

ある日、とある外資系自動車メーカーの購買担当の女性の方が会社を訪問されました。

年齢は30代後半から40代前半あたり、東京から新幹線でいらしゃったというその方はバッチリメークで、髪はショートカットで手入れがされており、高そうなスーツに高そうな鞄を持っていらっしゃり、少し高圧的な態度で、綺麗な標準語でお話されました。一緒にいらした外国人の男性には流暢な英語で会話されました。

打ち合わせには私、上司Aさん、更にその上のB課長が出席しました。

その購買の女性の方は私が想定しているようなバリバリ働く、かっこいいキャリアウーマンのイメージにそっくりで地方にいながら都会の香りを感じたものでした。

お客さんが帰られてから、私は上司のAさんに

「Aさん、購買のXXさんバリバリのキャリアウーマンでかっこよかったですよね!」

と言いますと、

上司のAさんは、

上司Aさん「えっどこが?」

とびっくりされ

上司Aさん「ありゃ〜ただのおばさんだ。」
と言いました。

更にAさんはB課長に

上司Aさん「〇〇さん(私の名前)が、さっきの購買のおばさんがいいって言ってるけど、ただのおばさんだったよね。」

と訊き、

B課長「うん、ただのおばさんだ。」

と上司Aさんに同意しました。

その時上司Aさんは

「〇〇さん(私の名前)、あんなんになっちゃいかんに。」

男性目線と女性目線の違いにこうも見方が違うのか驚いたものでした。

当時は【あんなん】がよく分かりませんでした。

が、あれから10数年経った今なら分かります、言葉で表現するのは難しいですが、なんだろうか愛嬌とか親しみとかそういうものがいるのですよね。

日本にいると他人の目が気になってしょうがなかったし、身の丈に合わないものを追い求めていたように思います。

またよくよく考えると必要なくてもどこか見栄を張って生きていたように思います。

タイに来て人と競う必要がなくなりました。

もちろん元々競う必要はないのですが、今まで学校の成績や会社の評価だのなんだの常に自分が誰かと比較されている環境にいたため、知らず知らずのうちに自分も誰かと比較していたのでした。

結局、私は憧れていた都会で華やかに活躍するキャリアウーマンにはなろうにもなれませんでしたが、タイの田舎で仕事をしながら思うのは、なれなくて良かった、自分らしく身の丈にあった生き方をするのが1番ということです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

それではまた。


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