流暢な英語で、フライデーナイトと言った上司の横を千鳥足で歩いた。人混みがヤバイ、帰るのが面倒くさい、けど、ここには居たくない、ゴミ溜めの街
早々に茶色く髪を染めた、いかにもって感じの子が、わたしを見て、出版の仕事をしています。あなたは?と聞いてきた
鼻をすすったら、シーシャの甘ったるいにおいしかしない、あー、夜のにおい、嗅ぎたい。
便器の中の水がゆらゆら揺れていた
わたしはじりじりと自分自身と対峙している、ペットボトルの水1本で、飽和
また負けてる、ウケる
やってらんねぇーーーー
干したての布団、愛してる
愛してる人がいるという事実
畳まれたタオルに干したての布団
言わなくちゃ、愛してる。
愛してる。愛してる。愛してる。
だめだ、あした起きたらもう一回読み返そう
青いカルキの臭いのする車内
2番目の駅
ここから歩いた
ひどい雨が降った日
迷って、心もとない気持ちになった
近付いたら、殺すぞ
死にたい気持ちになって
今度は気持ちが浮き立って
ゆら帝の発光体聴いてたら
赤羽から夜道をドライブした
迷って、心もとない気持ちになった
最悪の寝心地
寒いし
なのにな、なのに、思い出すと
かけがえのない何かになってて
干したてのあったかい布団で、涼しい風と一緒に、寝るのが大好きな私が、へーんなの!ってケラケラ笑うの