風の歌を聴けは、小説はもちろん、映画も観た。ちなみに、ノルウェイの森も小説と映画を観た。そう、わたしは村上春樹が結構好きだ。(なんだかこれを言うのには躊躇いがある。スターバックス好きです!!みたいな、ミーハー感が拭えないからか?べついいじゃんか、何が好きでも。そんなことどうでもよくて、)映画は正直言って期待はずれだった。風の歌を聴けはそもそもストーリー的に映画化は難しいし、ノルウェイの森は蛍のシーンがカットされてたからただの官能的なシーンを詰め込んだ映像作品でしかなかった。
わたしの中では完全に村上春樹ワールドがあるから、視覚情報は必要ない。それを作り上げるのは言葉だ。
村上春樹の凄いところは、50音しか使っていないという点にある。と評価されたことがある。
同じ50音なのに、一つのことをどうしてこんなにも巧みに表現できるのだろうと毎回驚かせられる。同時に、回りくどいなと思うし笑、永遠に村上春樹の書いた文章が続けばいいのになとも思う。
渡會将士の風の歌を聴けは、その点ですごく良いと思う。どの点?良いって何が?って感じだよね。
言葉遊び的な語感を意識した歌詞、歌だからこそ出来る視覚情報を欠いた表現が、風の歌を聴けを上手く表してる気がする。
気がする……
この曖昧が上司にキレられる要因。
何かと、たぶん、恐らく、だと思います
とか連呼してる。気をつけよう笑
下北GARAGEにて三宅さんと渡會将士の対談、おもしろかった。
ど平日に突然決まったイベントだけど、ガレージほぼ満員で、マスターオブライフ売れてるなと驚きが隠せなかった。
三宅さんが、わっちはほんと、めちゃくちゃにタフだよね!と褒めていた。
わっちが、タフ、というか…
生きてると、波みたいに試練が降りかかってきますけど、それを全て越える必要なんかなくて、時には波の下を、ひょいっとくぐっちゃえばいいんだなって思って。
わっち曰く、サーファーショップの、おっちゃんが言ってたらしい。大きな波が、越えられない波が来たときは、逆らって乗り越えようとするから、失敗するんだって。そういうときは、潜っちゃうんだって。
ま、それを含めてタフっていうのかもしれないけれど。と、本人はまとめていた笑
タフ!って曲作ってるしね。
タフさ、必要だよね。辛い時上手く凹んで、また元気になるのもある種のタフさかもしれない。
ライナーノーツにはこう書かれていた。
"季節が変わっていく中、冬には冬の、春には春の波を追いかけて、一年中、世界中をサーフトリップする人々の程で書いています。
我々が「早く春よコイ!」と思っている時期に「春は波が落ち着きすぎてるからもうしばらく冬が続いて欲しいなぁ」と思っているサーファーもいる、というのはなんだかとても素敵なことのように思います。"
そのあとに弾き語った、マスターオブライフが妙に沁みた。
まーいっかみたいな、よしがんばろうみたいな、繰り返しだけど、結果的に結構上手くいってるし、気に入ってるんだ。(気に入ってるって単語、ウケる)
笑っちゃうね、こんなこと本気で言ってると思うと。でも本気だよ。
▪︎そして、横浜LOOP
初めてのLOOP
狭いけどおしゃれ。さすがLOOP系列。ドリンクの幅広い。マリブコークを頼む。夏は、常夏気分を味わいたいから!とかいって、マリブコークを頼んでいたけれど、そろそろマリブコークを頼む理由に苦しむ季節になってきた。そもそもコーラ好きじゃないし。甘ったるいし、ココナッツもそんな好きじゃないし。
なのに毎回頼んで、毎回飲み干して、また頼むの、懲りないなー。マリブコーク、気に入ってるからね。笑
久しぶりの弾き語りライブ、久しぶりの横浜ライブ
ブラックシープドッグの最初のイントロだけ弾いてて、やってよ!ってなった
LOVE、グロリアはやってくれてうれしかった。観客の掛け声が一段と大きかった。やっぱりFoZZtone、好きだーっ。
村上春樹と同じで、わっちのライブはずっと続けば良いのになって思う。心地よさ。この人の歌をずっと聴いていたいと思う。
▪︎
最近読んだ小説の好きな一節。
ただひたすら歩きながら、いつしか私は祈っていた。
どうか、神様。
いや、神様になんかお願いするのはやめよう。
どうか、どうか、私。
これから先の人生、他人を愛しすぎないように。
愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。
好きな人の手を強く握りすぎる。相手が痛がっていることにすら気がつかない。だからもう二度と誰の手も握らないように。
諦めると決めたことを、ちゃんときれいに諦めるように。二度と会わないと決めた人とは、本当に二度と会わないでいるように。
私が私を裏切ることがないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。
▪︎色々サイコーで、ペロッと終わりそうで怖い20代
気に入ってるものはもっと好きでいたいし、いらないものとは関わりたくない
大切にしてくれる人をそれ以上に大切にしたい
もっと贅沢に、でも慎ましく生きよう