ヤフーの婚活サイトは、月々4000円支払い(3年前なので今は不明)、
男性会員とメールすることが出来るシステムです。
本名や住所、メールアドレスを明からずに、WEBサイト上のメールのようなやりとりが
できます。
実際に会う気になったら、はじめて連絡先を交換します。
独身証明書や学歴などの証明を、ヤフーに提出している方がほとんどで
詐称している人がいないため安心できます。
そんなヤフーの婚活サイトで、私が出会った1人目はこんな人でした。
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30歳になった私は、ヤフーの婚活サイトに登録しました。
海外から帰国したばかりということもあり
私は自分を少し特別視していたところがあります。
プロフィールにも、堂々と
”海外で仕事をしていました”
”趣味は、色々な国を訪れることです。”
”一緒に海外旅行にいっしょに行けると嬉しいです”
と書いており、
今思うと、海外旅行が好きな女性 = 浪費家 、勝気なイメージ
があったんじゃないか、
男性はちょっと引いていたのかもしれません。
自分の市場価値を分かっておらず、婚活の戦略も皆無だったため
今思うと恥ずかしい状況でした。
それでも、人生で最高に盛れたプロフィール写真のお陰か
返信しきれないくらいのメッセージは、頂くことが出来ました![]()
そして、私はまだプライドが高く、最低一ヶ月はやりとりしないと
実際には会わない、と決めていました。
婚活にもロマンチックな展開を求めていたんです。
長らくメールでやりとりして、文字の上でも恋することが出来る相手に
ドキドキしながら会いたかったんです![]()
何人かとメールして、一ヶ月以上やりとりが続いた
一番印象が良かった人と会うことになりました。
名前を、けん(仮)さんとします。
※ヤフーの婚活サイトでは、本名ではなくニックネームを使用します。
けんさんは、メール上では言い回しがとても柔らかく、
何気ない日常のこともメールをしてくれるマメな人で
文章からも知的で、まともな人だと判断することができました。
写真を載せている人が多い中、けんさんは写真をアップしていませんでした。
私はそれはそれで良いかなと思いました。
写真は実物と違うことが多いので、それだけで、良し悪しを判断するのは
もったいないと考えたからです。
しかし、これが罠でした。人は無いものを良い方向に考えます。
37歳、やさしそうなけんさん、私は
脳内では勝手に福山雅治のようなイメージを作っていました![]()
待ち合わせの約束をするために、メッセージのやり取りをしていると
けんさんから
「私は携帯を持っていないため、待ち合わせ場所と、当日着ていく服を教えてください」
と来ました![]()
け、携帯、今時、持ってない人いるの??!!ガラケーさえも?
ちょっと面倒だなと思ってしまいました。
失礼ですが、私の周りで、携帯を持っていない人って、
変なポリシーがある変わり者が多かったので・・。
「俺、しばられるの嫌なんだよねー」って平気で言っちゃうような。
携帯は持っていない本人が困るのではないんです。その周囲の人が困るんです![]()
本人はいざとなれば、公衆電話でもなんでも使えますが、周りの人はどうしようもないです。
当日着ていく服と言われても、その日の天気や気温にもよるだろうし
決められないよ・・・。
とはいえ、この状況では、服装を決めないといけないようなので
紺のジャケットとワンピース等の服装を伝えました。
また、待ち合わせ場所もかなり細かく決めました。
ハチ公前といっても、ハチ公の、ど真ん前!!みたいな(;´・ω・)
この時点で、テンションが下がっていく・・・。
福山雅治って、携帯持ってないことってある?
ちょっと変な人なんじゃないかなぁ・・。
そんな不安もありつつ、、、待ち合わせ当日。
携帯が無いため、とくに、遅刻は厳禁です・・・。
時間になって、待ち合わせ場所へいくと
確かに、ハチ公のド真ん前に、教えてもらった服装の男性が一人いました。
たぶん、あの人だよなぁ。
写真がない分、最悪な事態も想定していましたが
生理的に受け付けないほど、悪い見た目ではありませんでした。
とはいえ、福山からはほど遠く・・。
向こうから声をかけられる感じがなかったため、自分から声をかけました。
「あの、けんさんですか?」
恥ずかしかったですが、仕方ありません。違ったら違ったで、どうにでもなれ!!と。
すると、その男性から一言。
「え??
紺じゃないじゃないですか
」
初対面の一言目で、
なぜか
怒られました![]()
どうやら、待ち合わせの目印として着ていった私の紺のジャケットが
彼の眼には、黒に見えたらしく、それに文句を言われたようです。
いや、メーカーとしてはネイビーで売り出しているし、
女性に聞いたら10人中10人、紺だよ。黒とは言わないよ・・。
黒でもなんでもいいけど、勇気出して声をかけたその返信で
怒ることないじゃない・・・。
なんだか、嫌な雰囲気なぁ・・。
私の写真と実物が違って見えて、
相手もテンション落ちて怒ってるのかなぁ?
そんな心配をしつつも、予約していたお店に入りました。
けんさんが予約をしてくれていたのですが、そこでもちょっとびっくりなことが。
けんさん「予約している”けん”です。」
お店の人「え?ケン・・・??」
けんさん「はい。ひらがなで、”けん”で予約しています。」
ニックネームで予約してる!!![]()
普通に名字で予約すれば良くない?
そんなに名前を明かしたくないのですか・・・。
偽名で、山田、とかでもいいけど、けん、って・・・。
席について、気を取り直して、
メニューを見ていると
「一人2品ずつ頼もうか。」
品数、決めなくて良く無い・・・?しかも2品って・・・。
30代の大人のデートなんですから、好きなもの頼めばいいじゃない・・。
うわぁ、変わり者だなぁと思いながらも
せっかく来たのだから、けんさんの良いところも見つけて帰ろうと思いましたが
二時間探しても、良いところはなかった。
話し方も、メールと違って威圧的で
内容も面白くない。というか、ちょっとキツイ感じ。
お会計は多めに出してくれたので、それは嬉しかったですが・・・。
二次会でビリヤードに誘ってくれるくらいだったので
けんさんからは、私を多少気に入っていただいたのかもしれないが・・。
初心者の私は、知らない人とやるビリヤードって究極につまらないんだって
思い知った。(結局ついていってるけど・・・)
どうせやるなら、恋人や友達とワイワイ、気兼ねなく教えてもらいながらやったほうがいい・・・。
帰り際に、けんさんから、なぜか会社の名刺を頂きました。
え!?あんなに名前を明かさなかったのに
ここにきて、素性をばらしちゃっていいんですか。。
なんだか良くわからなかったですが、
固く閉じていた、けんさんの心が開いた瞬間だったのかもしれません。
家に帰って、私はぐったりしていました。
一ヶ月のドキドキした時間が、もったいなく、非常に効率が悪かったと反省。。
次はもうちょっと、早いスパンで会った方が、傷が浅くてすむかもしれない・・。
けんさんからのメールは、私はその後返信することはありませんでした。