「論文捏造」 村松秀

アメリカ、ベル研究所を舞台に、
ノーベル賞有力候補とまで言われた若き
ドイツ人物理学者ヤン・ヘンドリック・シェーン
が起こした論文捏造事件の真相を追った
ドキュメンタリー。

NHKディレクターとして番組制作も担当した松村秀さんの
著書で、「第2回科学ジャーナリスト大賞受賞の名作」
と紹介されています。

世間を騒がせているSTAP細胞論文の件があって、
知り合いから薦められて読みましたが、とても興味深くて、
科学の最先端研究の世界にもいろいろな問題が潜んでいる
のだなぁということを知りました。

シェーンは「室温でも超伝導が実現するかもしれない」
という非常に困難な技術について、
期待を持たせる研究成果を次々と発表。

「ネイチャー」や「サイエンス」への論文発表を驚異的な
ペースで続け、その研究に全科学者の
注目が集まるといっても過言ではないほどの存在にまで
なり、ノーベル賞候補とさえ言われるようになったのに、

その研究が捏造であったという事実。
しかも、最初から「有機物の上に薄い酸化アルミの膜を載せる」
という方法は成功していなかったのに、

誰もがなかなか自分では成功できなくても、やり方が悪いのだ、
できるはずだと信じて、高額な装置を購入してまでトライした
というからひどい話です。

しかし、ベル研究所という名門の力、「ネイチャー」や
「サイエンス」も結局はチェック機能が甘かったのだけど、
誰もまさかいい加減な論文を掲載しているとは思わなかった
ことから、

自分たちが再現できなくても、やり方が悪いのだと
長く思いこんでしまったこと、


また、怪しいと思っても100%のデータをもって嘘だという
必要がある、嘘を証明するにも時間がかかるという現実

などから、最初の論文が発表されてから捏造が発覚する
までには2年の月日が流れています。

そして、ついには、
実験の手つきさえ初心者並みで、データもノートもまともな
ものはなかったこともわかってきます。

それでも、大学時代からベル研究所に入っても、
まじめで誠実な人柄だったというシェーンが
何を思いこれほどの問題を起こしてしまったのか、

ベル研究所入所が1998年ということだから、まだ入りたて
といえるし、本にも書かれているけれど、上司に当たる人
や近しい関係者がほとんど責任を問われていないことには
疑問を感じました。

名門とはいえ、近年華々しい成果をあげていないベル研究所は
「ノーベル賞」をとれるならと、
大きな成果に惑わされ、シェーンにはそのプレッシャーも
あったのかもしれない、とも書かれていました。

科学というと、純粋に成果を求めて地道な努力を
重ねるイメージがあるけれど、
それだけでは成り立たないというのも現実かもしれない。

非常に丁寧に取材されていることが感じられ、いろいろな
立場から問題をとらえ、素人にもわかりやすい解説で、
興味が途切れることなく読み進め、考えさせられる本でした。

月曜日、お疲れ様でした。

マドリード・オープンです。
錦織くん、決勝でナダル相手に1セットを取り、
2セット目も4-2まで来ていたのに・・・、

リタイアは本当に残念すぎるけど、
トップで激しい試合をやっていくには、
限界だったのでしょう。

超人的な身体能力、体力がないと
戦い続け、勝ち続けられないと
つくづく思います。

あんなに走って、全力で打って。
故障のない人なんていないでしょう・・・。

しっかり回復して、全仏ではベストな状態で
戦ってほしいです。

ランキングもトップ10入り!
すごいです!

私もがんばりたいっ!
土曜日、テニス練習に行ってきました。
今日は、女子のみの練習。

試合で知り合った方に誘っていただき、
参加させていただきました。

女子ダブルスの試合を控えた方もいて、
ゲームを中心にやりました。

私は、女子ダブルスはふだんほとんどやらないのと
初対面の方もいて新鮮でした。

ゲームは4ゲーム先取で
4-2、4-3、2-4、2-4、4-3。

前に詰められたときの攻めには、かなり手こずりましたが、
徐々に見極めていいコースに打てたり、
苦しい体勢からのロブもいいところに決まってくれたり、
いいポイントもありました。

私は、ネットプレーがあまり得意ではないので、
ストロークやサーブから前に詰めるという動きが
なかなかできませんが、
チャンスでは前に、ということも意識的にやっていきたいと
思いました。

そして、晩ごはんはパスタです。



なすミートソースに先日成城石井で買った
ウィンナーをのせました~